韓国がまた日本に難癖をつけている。新型コロナウイルスの新規感染者数が激減したことについて、日本の当局が不正に数値を操作しているかのように指摘する声が相次いだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が自画自賛した「K防疫」でも感染者が抑えられない不満を日本にぶつけるしかないのか。
韓国の左派論客として知られる金於俊(キム・オジュン)氏はラジオ番組で、日本の感染状況について「1カ月で感染者が10分の1になるなんてことはない。そんなやり方があれば世界はとっくにコロナを撃退している」「政府が詐欺行為を働いてはいけない」などと発言。自民党が衆院選を前にPCR検査数を減らすことで感染者数を抑制しているという持論を展開したという。7日の産経新聞が報じた。
大手メディアでも中央日報(日本語電子版)が「検査者の減少による『錯視効果』ではという指摘もある」と報じた。日本の感染減を素直に受け入れられないようだ。
日本では8月に全国の新規感染者が1日2万5000人を超えた日もあったが、最近は1000人を下回る日もある。
韓国では日本のPCR検査数が減っていると指摘するが、東京都が公表するデータをみれば検査の陽性率も大きく低下している。発熱等相談数も8月には4000件を超える日もあったが最近は数百件。重症者数も減少している。なぜ減ったかはよく分からない面もあるが、感染状況の改善を疑う余地はない。
一方の韓国はワクチン接種が進んでいるにもかかわらず、新規感染者数は2000人規模で高止まりしており、「K防疫」は見る影もない。
ジャーナリストの室谷克実氏は「彼らにとっては全てが日本との“戦争”であり、韓国で感染者数が減らないのに日本が減少するわけがないと考える。データによる論理展開など韓国には関係のない話で、『反日』の感情が優先される。そもそも韓国から発表されるデータこそ誰も信用していない」と指摘した。