Googleの親会社であるAlphabetが2021年第2四半期(4月~6月)の決算報告書を公開しました。2020年第2四半期には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によってAlphabet全体の収益が減少する事態に陥っていましたが、2021年第2四半期の収益は前年同期比62%増の610億8800万ドル(約6兆8000億円)で過去最高を記録しています。
Googleが6兆8000億円の収益で過去最高を記録、YouTubeの広告収入は7700億円でクラウド事業も着実に成長中
Googleの親会社であるAlphabetが2021年第2四半期(4月~6月)の決算報告書を公開しました。2020年第2四半期には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によってAlphabet全体の収益が減少する事態に陥っていましたが、2021年第2四半期の収益は前年同期比62%増の610億8800万ドル(約6兆8000億円)で過去最高を記録しています。
Alphabet Announces Second Quarter 2021 Results
(PDFファイル)https://abc.xyz/investor/static/pdf/2021Q2_alphabet_earnings_release.pdf
Alphabetの2021年第2四半期の収益は前年同期比62%増の610億8800万ドルで、最終利益は2021年第2四半期の69億5900万ドル(約7642億円)から約2.7倍に増加して過去最高の185億2500万ドル(約2兆円)を記録しました。
分野別の収益を確認すると、最も多くの収益を記録したのはGoogle検索関連事業の358億4500万ドル(約3兆9000億円)で、YouTubeの広告収入は70億200万ドル(約7700億円)、クラウド関連事業の収益は46億2800万ドル(約5081億円)を記録しています。
また、Googleのクラウド関連事業は2020年第2四半期には14億2600万ドル(約1566億円)の営業損失を記録していましたが、2021年第2四半期には営業損失を5億9100万ドル(649億円)に抑えています。テクノロジー関連メディアのSiliconANGLEは「Googleは、クラウド業界1位のAmazonと2位のMicrosoftに追いつくために、多額の投資を続けています。2021年第2四半期の営業損失が前年同期比で減少している事実は、Googleがクラウド事業を過去に約束していた規模まで成長させられる可能性を示しています」と述べ、Googleのクラウド事業は順調に成長していると指摘しています。
決算報告書の中でGoogleのサンダー・ピチャイCEOは「2021年第2四半期には、世界中の多くの地域でオンラインアクティビティの増加傾向が確認されました。私たちのサービスが、非常に多くのユーザーや企業に役立ったことを誇りに思います。AIとクラウド事業への長期的な投資は、世界中の人々のデジタルエクスペリエンスを大幅に改善するのに役立っています」と述べています。
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