朝礼ネタ:パラリンピックの語源について
いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されようとしています。
これまでパラリンピックはあまり注目されていませんでしたが、最近ではニュースなどメディアにおいても「オリンピック・パラリンピック」とセットで言われるようになりました。
この「パラリンピック」の語源をご存知でしょうか。
パラリンピックはもともと、第二次世界大戦後に負傷した兵士達のリハビリの一環として車椅子でスポーツすることを取り入れたのが始まりとされています。
負傷により下半身の麻痺が生じて車椅子生活となってしまった人たちに対して、車椅子でもできるスポーツを、と考えられたのが始まりです。
それによって寝たきりで床ずれが原因で起こる感染症による死亡率が格段に下がったと言われています。
脊髄損傷などによる下半身不随のことを「Paraplegia=対麻痺」といいます。
元はこの「Paraplegia」の「Para」から対麻痺の人たちのオリンピック、「Paralympic」と名付けられたとされています。
ですが、実はその後、パラリンピックの「Para」にはもう一つの由来が生まれます。
それはオリンピックと並行して行われるもう一つの、という意味で「Pararell=平行」から「Para」をとってつけたというものです。
そしてこっちの意味での「Paralympic」は日本人が名付け親だとされているのです。
今回、パラリンピックの名付け元の日本で大会が開催されます。
人々の健康と平和を願う大会でもあるので、開催されるからには、きっとうまく行くことを願っております。
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