お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが、週刊誌の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の文藝春秋社などに損害賠償を求めていた裁判で、松本さんは11月8日、自身のSNSアカウントで、訴えを取り下げたことを明らかにした。
「週刊文春」(文藝春秋社)は2023年12月、松本さんから同意のない性的な行為をさせられたという複数の女性の証言を報道。松本さん側は、性加害について報じた記事が名誉毀損にあたると主張し、文芸春秋側に5億5000万円の損害賠償や訂正記事による名誉回復を求める訴えを東京地裁に起こしていた。
松本さんは8日、代理人弁護士らの連名の文書を自身のXで投稿。「この度、被告らと協議等を重ね、訴訟を終結させることといたしました」と報告した。
また本人のコメントとして「これまで、松本人志は裁判を進める中で、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」と説明した。
さらに「松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」とつづった。
被告側との金銭の授受は一切ない、と説明している。
同日、週刊文春もコメントを発表し、「女性らと協議の上、被告として取下げに同意することにしました」と報告した。
松本さんが所属する吉本興業は2024年1月、「まずは様々な記事と対峙して、裁判に注力したい旨の申入れが(本人から)あった」などとして、松本さんが当面の間、活動休止すると発表していた。
— 松本人志 (@matsu_bouzu) November 8, 2024
松本人志氏との訴訟について、週刊文春コメント
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— 文春オンライン (@bunshun_online) November 8, 2024
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松本人志さん、文藝春秋社との裁判で訴えの取り下げを発表。「心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば率直にお詫び」