アメリカで初めて、トランスジェンダーを公表する連邦下院議員が誕生する見通しになった。
民主党でトランスジェンダー女性のサラ・マクブライド氏が11月5日、デラウェア州の連邦下院議員選挙での当選を確実にした。
マクブライド氏は、2020年にデラウェア州議会の上院議員に初当選し、トランスジェンダーを公表する初の州議会上院議員になった。
州議会議員になる前は、アメリカ進歩センターでLGBTQ+関連の政策立案などに取り組み、アメリカ最大のLGBTQ+支援団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンの広報官として活動した。
2012年にはオバマ政権下でインターンとしてホワイトハウスで勤務し、2016年には民主党全国大会で反LGBTQ+法案や差別への反対を訴えるスピーチをして、注目を集めた。
今回の連邦下院議員選挙では、医療アクセスの拡大やリプロダクティブ・ライツ(生殖に関する権利)の保護、有給家族休暇の拡充、最低賃金の引き上げなどを訴えていた。
当選が確実になった後、マクブライド氏はソーシャルメディアで感謝を伝え、「デラウェアは、明確なメッセージを発信した」とつづった。
「リプロダクティブ・フリーダム(性と生殖に関する自由)を守り、すべての家族が有給休暇と育児休業を保障され、住宅を購入でき、医療を利用できる国であるべきだというメッセージです。すべての人がそれが保障されるのが民主主義だということです」
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
アメリカ初、トランスジェンダーを公表する連邦下院議員が誕生へ