転職に失敗した原因と対策。体験談からわかる後悔を防ぐために大切なポイントが参考になる

「転職したのに仕事内容が思っていたのと違った…」「実は自分にあまり合っていなかった」

時間をたくさん割いて新しい会社に移ったのに、後悔する事態になるのはできるだけ避けたいものです。

しかし、現実は転職に失敗したと感じる人は少なくないようです。ウェブマーケティングを手がけるNEXERが運営するサイト「キャリアバイブル」は8月、転職の経験がある社会人500人に「転職におけるミスマッチの経験」についてアンケートを実施。成功したと感じる人が全体の45％を占めた一方で、失敗したと考える人も18.2％いました。

転職に失敗したと答えた人が考える、失敗の原因と対策を紹介します。今後の転職活動の参考になるかもしれません。

アンケートは8月11〜21日にオンラインで行われました。

転職が失敗してしまった原因は？

「転職で失敗したと思う」と回答した人に失敗の原因を聞くと、以下の理由が挙げられました。

「自分の理想と合わなかった」（20代）

「自分に合っている職場かよく見定めなかったこと」（30代）

「小さい会社に入ってしまったこと。みなし残業の会社に入ってしまったこと」（20代）

「しっかり将来像を考えていなかった」（40代）

「負担の少ない仕事を優先して探したから」（30代）

転職した先の業界や仕事内容のリサーチ不足、社内規程の確認などが不十分だったことが、失敗につながったという意見が見られました。時間をかけてでも会社についての情報は徹底的にリサーチして、自分に合っているか見極めた上で踏み切った方がよさそうです。

どうしたら失敗を防げる？

どうすれば転職の失敗を防げるかを尋ねられた経験者からは、以下の回答が寄せられています。

「もう少し会社の人に質問すべきだった」（20代）

「自分から積極的に情報を集める」（30代）

「断る勇気」（30代）

「もう少し時間をかけて企業情報を調べる」（40代）

「面接時に給料の相談などしておけば防げたかもしれない」（50代）

「書類を添削してもらう。エージェントに相談する」（40代）

納得いかないことがある際には、断る勇気を持つことも後々の後悔を防ぐポイントになりそうです。　

焦って決断してしまうのは、転職活動において危険なことだとわかります。人生の多くの時間を仕事に費やすからこそ、時間と労力を惜しまずリサーチを十分に行ってから臨みたいところです。