アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーで7月15日に始まった共和党全国大会では、複数の参加者が顔の右側に紙やガーゼを貼る姿が見られた。
【画像📷】顔の右側に包帯やガーゼ、紙を貼ってトランプ氏への連帯を示す参加者
アリゾナ州の代議員ステイシー・グッドマンさんは、トランプ前大統領のスローガン「Make America Great Again(アメリカを再び偉大な国に)」が書かれた帽子をかぶり、顔の右側にガーゼを貼った。
グッドマンさんは怪我をしていたわけではない。顔の右側のガーゼは、党大会開催2日前に銃撃されて右耳を負傷したトランプ氏への支持表明だ。
グッドマンさんは「私たちは彼に連帯し、無事を祈っています。100%賛同しています」と語った。
グッドマンさんらのガーゼは、トランプ氏が負傷した右耳にガーゼを耳にあてて党大会に出席したことを受けたものだ。
トランプ氏のガーゼは、支持者にとって回復力の象徴で、4カ月後の大統領選挙に向けた党の勢いを表している。
顔の右にアメリカ国旗のバンドエイドをつけた紙を貼っていた参加者は、「耳はおそろしく痛むが、11月にはよくなるだろう」というメッセージを掲げた。
ガーゼをつけていた参加者のほとんどが、アリゾナ州出身だと見られている。アリゾナはトランプ氏が民主党の現職バイデン大統領をリードしている重要な接戦州だ。
同州マリコパ郡のクレイグ・バーランド共和党委員長によると、代議員らはバスの中でこのアイデアを思いつき、顔に紙やガーゼを貼った。バーランドさんは「おかしなことをしているのですが、起きたことは悲劇的なことであるがゆえに真剣な行為なのです」と述べている。
ガーゼで顔の右側を覆ったアリゾナ州チャンドラーの代議員リズ・ハリスさんは、トランプ氏の暗殺未遂事件を知って泣き、気が動転したと語った。
「トランプ氏の集会には何度も足を運んだけれど、彼は無防備な状態だった。こんなことにならないように祈っていたのに起きてしまい、悲しかった」
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
米共和党大会、耳に包帯やガーゼを貼る参加者が続出。トランプ氏への連帯示す