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ウェザーニュースで実施したアンケート調査では、「少し気になる」を含め、男性は約8割、女性は9割がダニが気になっていると回答しています。
「ダニは目に見えないからこそ、意識して対策することが大切」(虫ケア用品最大手のアース製薬)といいますが、どんな対策を行えばいいのでしょうか。うっかりするとせっかくの労力も意味がないことに。NGの理由と正しい対策を紹介します。
▼布団の天日干しでダニ退治は?
「天日干ししたからといって、布団などからダニがいなくなるわけではありません。
ダニは熱に弱く、60℃ならば一瞬で、50℃ならば30分程度で死滅します。ただ、布団やクッションの天日干しでは、干した布団など全体がその温度になることは難しいのです。ダニが温度の低い裏側などに逃げてしまうと、退治できません」
▼布団叩きでダニが除去できる?
「ダニの死骸やフンはアレルギーの原因になる物質です。布団を取り込む前に布団叩きで叩くと、ダニの死骸やフンを布団の表面上に撒き散らしてしまうので、様々なアレルギーのリスクが高まり逆効果です。
また、生きているダニは爪で繊維などにしがみついているため、ダニを除去することは難しいです」
▼掃除機でダニを減らせる?
「掃除機でダニの死骸やフンなどを吸引することはできます。しかし、生きているダニは、爪で繊維にしがみついているため、掃除機で吸引して除去するのは難しいです」
実は、3つのNGはダニ対策としては不十分ですが、“惜しい”点もあります。正しいやり方を教えていただきましょう。
正しいダニ対策
「生きているダニ退治には、熱か駆除剤を使いましょう。
布団やクッションなどは、布団乾燥機のダニ対策モードなどの高温になる機能か、コインランドリーなどが、効果があります。
カーペットや布製のソファなどには駆除剤を使いましょう。部屋全体のダニを1度に退治できるものもあります。
その後、ダニ退治をした後は布団やカーペットなどに掃除機を丁寧にかけましょう。シーツやカバー類は死骸やフンを落とすために、洗濯します。死骸やフンはアレルギーの原因となりますので、できるだけ除去することが重要です」
「窓に発生している結露はサッシの溝やパッキン部分に水滴が溜まらないようにしっかりふき取りましょう。家の中に湿気が溜まらないように、換気を十分に行い、風通しを良くすることが大切です。押入れやクローゼットの扉を開けておいたり、家具の裏やキッチンのシンク下、押入れなど湿度が高いと感じる場所によく風を通すことをおすすめします。
ダニの餌を減らすことも大切です。部屋の掃除機かけも、ダニの栄養源となる食べ物の食べこぼしやフケ・アカ、髪の毛などダニの餌になるものを減らすことも重要です」
人のいる環境ではダニを根絶するのは難しいものです。姿を直接見ることはなくても家のどこかに潜んでいることを忘れず、増殖を抑えていきましょう。
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知ってる?正しい「ダニ対策」天日干しや布団叩きよりも、アレが有効だった