大リーグ(MLB)サンディエゴ・パドレス内野手のトゥクピタ・マルカーノ選手が、野球賭博に関わった疑惑でMLBの調査を受けていることが明らかになった。
自身が関わる試合で野球賭博に関与していた場合、永久追放の可能性もある。
マルカーノ選手は2021年にパドレスでメジャーデビューし、2022~23年はピッツバーグ・パイレーツでプレーした。これまで大リーグでは149試合に出場して、打率.217、5本塁打、34打点を記録している。
AP通信によると、MLBの調査の対象には、2023年のパイレーツの試合も含まれている。当時、マルカーノ選手は同チームに所属していたものの、故障者リスト入りしていたとされる。
マルカーノ選手は2023年11月にパイレーツからウェイバー公示された後に、古巣のパドレスが獲得した。パドレスでは、2024年3月に前十字靭帯再建手術で故障者リスト入りしている。
パドレスは声明で、「該当する選手がサンディエゴ・パドレス以外に所属していた際に起きた問題に関して、メジャーリーグによる調査が行われている。調査終了まではこれ以上のコメントは控える」と述べている。
また、パイレーツ広報担当シニア・バイス・プレジデントのブライアン・ワレッキ氏は、「調査に全面的に協力しており、現時点ではこれ以上のコメントは控える」としている。
メジャーリーグの「ルール21」では、大リーグ選手は、自身が出場していない野球の試合で賭けをした場合、1年間の出場停止となる。出場した試合での賭博は永久追放だ。
さらに、違法なブックメーカーを通じて賭博をした場合は、MLBコミッショナーが処分を判断する。
大リーグでは、大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏が違法賭博でロサンゼルス・ドジャースを解雇され、銀行詐欺などの罪で起訴された。
ESPNによると、マルカーノ選手以外にも、マイナーリーグ所属の4選手が賭博疑惑で調査を受けている。
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大リーグ・パドレスの選手に野球賭博疑惑。調査を受けていることが明らかに