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「餃子1個」の写真をひたすら投稿する東京の中華料理店。なぜ毎日餃子を1個だけ?

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「今日の餃子」。その一言とともに餃子1個の写真だけを、毎日SNSに投稿している中華料理店がある。

東京・高円寺にある中華料理店「成都」。インスタグラムには、焼き目を上にした餃子1個が皿に乗った写真が、ずらりと並ぶ。

成都のインスタグラムに投稿されている餃子の写真成都のインスタグラムに投稿されている餃子の写真

飲食店のインスタグラムは星の数ほどあるが、同じ料理の写真だけを投稿するお店は珍しく、SNSでも話題になっている。

なぜ、餃子1個の写真だけを投稿し続けているのだろう?

なぜ餃子1個?

成都は高円寺の仲通り商店街にある中華料理店で、1969年に前身の成都大飯店がオープンして以降、約半世紀本場の味にこだわった中華料理を作っている。

インスタグラムを始めたのは2022年7月。それ以降餃子1個の写真だけを載せている理由について、高円寺本店代表の中原有継さんは「何を投稿していいかわからなかったからなんです」とハフポスト日本版の取材で答えた。

「SNSに投稿するのが初めてで何をしていいかわからず、とりあえずお店の自慢のものを毎日続けようと思い餃子をアップしています」

成都のウェブサイトで餃子は「当店不動の人気No. 1。本場中国で修行を積んだ料理人が皮から全て手作りで仕上げました。開店当初から変わらない職人のこだわりが詰まった一品です」と紹介されている。成都のウェブサイトで餃子は「当店不動の人気No. 1。本場中国で修行を積んだ料理人が皮から全て手作りで仕上げました。開店当初から変わらない職人のこだわりが詰まった一品です」と紹介されている。

投稿している「成都焼餃子」は皮から手作りしている、お店1番の自慢の商品だ。

「四川料理の辣子鶏(ラーズージー)や、麻婆豆腐などもおすすめなのですが、SNSがよくわからないということもあり、餃子だけずっと投稿しているという感じです」

餃子がひたすら並ぶ成都のインスタグラムだが、2枚目以降にコンサートや海外旅行の写真を載せている投稿もあり、そこにも餃子が写っている。

これは、餃子の写真を印刷したアクリルスタンドを中原さんが外出時に持ち歩き、一緒に撮影したものだという。深い餃子愛を感じる。

また、中原さんの妹は以前に宝塚歌劇団に所属しており、同歌劇団の俳優が店を訪れている写真もある。

餃子だけの写真ではわかりにくいものの、俳優らが手にしている餃子はかなり大きいように見える。

中原さんは「サイズは結構大きくて、一般的なイメージの3倍くらいあるんじゃないかと思います。中国では皮から手作りすることが多く、手包みすると大きくなるのです」と説明する。

「成都焼餃子」は大きめサイズ「成都焼餃子」は大きめサイズ

ひたすら餃子1個の写真が並ぶ成都のインスタグラム。しかし、その形や焼き色は異なり、眺めているうちに無性に餃子が食べたくなる。

中原さんは「皮から中身まですべて手作り、手包みでホームメイドの美味しさを味わえるお店自慢の餃子です。ぜひたくさんの方に召し上がってほしい」と話す。

今後も、餃子の写真だけを投稿するのだろうか?

「ええ、もうそれしかできないので続けていきます」

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「餃子1個」の写真をひたすら投稿する東京の中華料理店。なぜ毎日餃子を1個だけ?

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