【あわせて読みたい】「結婚の平等」裁判・東京2次訴訟で注目すべき6つのポイントは?3月14日に判決へ
「法律上同性カップルの結婚が認められないのは憲法違反」として、30人を超えるLGBTQ+の当事者が国を訴えている「結婚の平等訴訟」。東京2次訴訟の地裁判決と札幌訴訟の高裁判決が3月14日、言い渡される。
レズビアンの主人公らの生活や恋愛を描いた漫画『作りたい女と食べたい女』(つくたべ)の作者・ゆざきさかおみさんが13日、自身のXで判決を見守るように発信し、反響を集めている。
投稿された画像には、登場キャラクターの野本さんと春日さんが描かれ、「#結婚の自由をすべての人に」とハッシュタグをつけ、「この判決を一緒に見守りましょう」と呼びかけている。
一連の裁判はこれまで5つの判決が言い渡され、そのうち4件で違憲や違憲状態と判断された。東京2次は最後の地裁判決、札幌高裁は初めての高裁判決となり、注目を集めている。
それぞれの判決時間は以下の通りだ。
・東京2次訴訟 地裁判決 10:30開始
・北海道訴訟 高裁判決 15:30開始
ゆざきさんの投稿には「ゆざ先生、めっちゃ可愛い応援メッセージ、ありがとうございます!!」「憲法が尊重されるか?楽しみですね」といった声が寄せられている。
公益社団法人「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」は公式 YouTubeで、判決の結果について知らせる「旗出し」を生中継する予定だ(東京2次は11時半ごろ、札幌高裁は15時半ごろ)。
『作りたい女と食べたい女』どんな作品?
「つくたべ」の愛称で知られる『作りたい女と食べたい女』は、2024年3月時点で第5巻まで発売されており、累計80万部を誇る人気漫画だ。2022年には『このマンガがすごい!2022』(宝島社)オンナ編の第2位に選ばれた。
1人暮らしで小食だが料理が大好きな「野本さん」と、そのお隣のお隣に住む食べることが大好きな「春日さん」が出会い、恋愛関係を築いていく物語。料理を通して、女性や性的マイノリティの人々が日常で直面する違和感や偏見、そして連帯する姿を描いた、SNSなどで大きな反響のある作品だ。
NHKでは2022年にテレビドラマ化され、2024年には2期が放送された。野本さん役は比嘉愛未さん、春日さん役は西野恵未さん。現在、ドラマの2期が再放送中だ。
『作りたい女と食べたい女』のホームページでは2022年、チャリティープロジェクトを実施し、売上の一分となる集まった139万5552円を公益社団法人「Marriage For All Japan 結婚の自由をすべての人に」に寄付した。
明後日2024年3月14日(木)は、結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)の東京二次訴訟・地裁判決、北海道訴訟・高裁判決の#W判決0314 の日です!
この判決を一緒に見守りましょう!#いざ傍聴#結婚の自由をすべての人にpic.twitter.com/5FufrFQ9vZ
— ゆざ🏳️🌈🏳️⚧️ (@thakaome_uzzaki) March 12, 2024
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
『作りたい女と食べたい女』の作者、結婚の平等訴訟の判決を「一緒に見守りましょう」と発信。共感相次ぐ