1: 通りすがりのコメンテータ7日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場は、一時1ドル＝148円台半ばまで下落するなど売りが先行した。148円台を付けるのは2月8日以来約1カ月ぶり。日米金利差縮小を意識したドル売りが続いている。正午現在は、148円75～77銭と前日（午後5時、149円53～54銭）比78銭のドル安・円高。
パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長が6日の議会証言で、「年内いずれかの時点で利下げを行うのが適切」と述べたことを受けて日米の金利差縮小観測が強まり、東京時間に入ってもドル売りが優勢だった。149円25銭程度で始まった後、午前10時前の仲値設定に向けては「国内輸出企業によるドル売り・円買いが出た」（邦銀）とみられ、148円台に軟化。ブルームバーグ通信がきょう午前、「日銀の3月か4月のマイナス金利解除、一部の政府関係者が容認姿勢」と報じたことも改めて早期修正を意識させ、午前11時前には148円55銭近辺まで水準を切り下げる展開になった。その後は買い戻しもみられ、正午にかけては持ち直した。
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