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オイシックス会長が辞任。処理水巡り「放射能汚染水」と投稿。責任の重さを自ら判断

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合わせて読みたい>>オイシックス会長が「放射能汚染水」。会社が過去にも複数回注意。福島第一原発の処理水巡り

食材宅配サービス「オイシックス」を運営する「オイシックス・ラ・大地」(東京)は2月22日、藤田和芳会長が同日付で辞任したと発表した。藤田会長を巡っては、東京電力福島第一原発の処理水を「放射能汚染水」などとXで発信し、問題となっていた。

経緯を振り返る

藤田会長は2月10日、Xに「本当は『放射能汚染水』なのに、マスコミはその水を『処理水』と呼んでいる」と投稿。

同12日にも、「東京電力は、福島原発の放射能汚染水を海に流し始めた。今ある汚染水を海に流し終えるまで20年かかるという。その後、除去できないトリチウムを含む放射性物質を海に流し終えるまでは、さらに20年かかるという」などと発信した。

X上で、「風評被害を招く」や「科学的根拠に沿っていない」などと批判が相次ぐと、藤田会長は翌13日に発信内容の一部を訂正。だが、事態を重くみたオイシックス・ラ・大地は15日、公式ウェブサイト上にお詫びを掲載し、「多大なるご迷惑とご心配をおかけした」と謝罪した。

なお、藤田会長は過去にも、「『汚染水』を『処理水』と言い替える姿勢は、プーチン大統領が『戦争ではない、特別軍事作戦だ』と言い張っているのに似ている」などと発信していたため、ハフポスト日本版は同社に取材。

担当者が、「過去にも藤田には複数回にわたり指摘をしておりましたが 、それが不十分であり、このような事態に発展するまで厳しい対応を取りきれなかったことについて深く反省をしております」と明かしていた。

懲罰委員会後、自ら辞任を申し出た

オイシックス・ラ・大地によると、藤田会長は同社の懲罰委員会での審議の結果、3月末までの停職処分となったが、その結果を受けて責任の重さを判断し、自ら辞任を申し出た。

高島宏平社長についても、3月末まで役員報酬の10%を自主返納する申し出があったという。

オイシックス・ラ・大地を巡っては、2017年に「オイシックス」と「大地を守る会」が経営統合し、「オイシックスドット大地」が発足。翌18年に現在の会社名に商号変更された。

23年11月には、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブと資本提携、スポンサーシップ契約を締結し、「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」が誕生した。

ハフポスト日本版は処理水の安全性について、記事「処理水とは何?汚染水と言わない理由は?危険じゃないの?福島第一原発【3分でわかる】」でまとめている。

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オイシックス会長が辞任。処理水巡り「放射能汚染水」と投稿。責任の重さを自ら判断

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