Oculus創設者であるパルマー・ラッキー氏が設立した米防衛企業アンデュリル・インダストリーズは12月、自律型ドローン「Roadrunner」と「Roadrunner-M」を発表しました。
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AI登載の迎撃ドローン「Roadrunner」米特殊部隊が購入のうわさ
「Roadrunner」は、垂直離着陸(VTOL)機能を備えた自律型ドローンで、様々な任務に対応できるよう設計されています。
基本ユニットは「ツインジェット搭載自律飛行体」で、複数のバリエーションが存在しています。そのうちのひとつが「Roadrunner-M」で、アンデュリル社はこれを「高火力迎撃ミサイル」と表現しており、さまざまな空中の脅威を標的にするために使用できるとしています。
アンデュリル社は12月1日、「Roadrunner」のデモ動画を公開しました。動画では、「Roadrunner-M」が他のドローンを迎撃し、衝突させて破壊している様子が確認できます。
「Roadrunner」は「Nest」と呼ばれる箱から射出されます。この自動格納庫に収納することにより、常に「Roadrunner」を数秒以内に打ち上げ可能な状態に保つことが可能とのこと。
「Bloomberg Technology」によるインタビューの中で、アンデュリル社のパルマー・ラッキーCEOは、一度発射すれば使い切りとなる従来のミサイルとは違い、「Roadrunner」は大量に放っても、ターゲットと交戦しなかった機体は回収できると述べています。燃料を補給して再武装すれば、ふたたび別のミッションで使うことが可能とのこと。
アンデュリル社は顧客の名前を明かしていませんが、米メディア「404 Media」によれば、米特殊作戦司令部(USSOCOM)が「Roadrunner」に1250万ドル(18億円)以上を支払ったとされています。
“Roadrunner CUxS Hardware,” one procurement record reads. The listing was for $12.5 million between the headquarters of USSOCOM and Anduril last December, the record says.
— 引用:404media
訳:「Roadrunner CUxS Hardware」という調達記録には、昨年12月、USSOCOM本部とアンデュリル社との間で1250万ドルの取引があったと記録されている。
同メディアはまた、「Roadrunner-M」が同社のソフトウェア「Lattice(ラティス)」で制御可能であり、一人で複数のロードランナーを同時に操作できると報じました。「Lattice」は同社のAIシステムで、ラッキーCEOは「全製品を動かすAIシステム」のようなものだと説明しています。
オリジナルサイトで読む : AppBank
AI制御で離着陸し〝再使用〟できる高火力迎撃ミサイル