気軽に購入できて、本格的な味が楽しめるコンビニの淹れたてコーヒー。今回はコンビニ3社の「ホットコーヒー」を飲み比べてみました。最強はどれでしょうか。
コンビニ3社! 「ホットコーヒー」を徹底比較
温かいドリンクが美味しい季節になりましたね。気軽に購入できて、本格的な味が楽しめるコンビニの淹れたてコーヒー。ブレイクしたいときや、ミーティング、外出のついでに買っちゃうという人も多いはず。今回はコンビニ3社の「ホットコーヒー」を飲み比べてみました。コーヒー専門店監修などクオリティがますます上がっているので要チェックですよ。
3社の「ホットコーヒー」が集合!
左からセブンの「7カフェ ホットコーヒー」、ファミマの「ファミマカフェ ブレンド」、ローソンの「マチカフェ アイスカフェラテ」です。いずれも一番小さいサイズです。
セブン−イレブン「7カフェ ホットコーヒー」
お店で淹れてみた
セブンのホットコーヒーはRとLの2サイズがあります。いずれもレジでオーダー。精算後カップを受け取り、専用のコーヒーマシンを使ってセルフで淹れます。
2022年7月から新たなマシンが導入され。コーヒーの濃さが選べるようになったんですよね。「軽め」「ふつう」「濃いめ」の3つから好みの味を選択できる機種と、選べない機種があるのでご注意を。今回は「ふつう」を選択します。
豆を挽いてから抽出しているので、周囲はふわーっと芳ばしい香りに包まれます。
淹れたてはちょっぴりアロマが立っています。
セブンのカップは清潔感があるホワイト。サイズはRとLの2種類のみです。
お味は?
セブンのコーヒーはハンドドリップを意識しているとのこと。口に含むとライトで酸味が強くフルーティーな印象です。冷めてもクリアな味でスッキリ。3つの濃さが選べるので、コク深い味わいが好きな方は濃いめにしたり、マイルドな味わいが好みの方は軽めにしたり、気分や時間帯に合わせ自分好みにする楽しさがあります。
ファミリーマート「ファミカフェ ブレンド」
お店で淹れてみた
ファミマは昨年ブレンドを刷新しているんですよね。サイトを参照しましたが、ざっくりいうと、バリスタ監修のブラジルセラード産の最高等級豆を使用。豆の粒が大きいものを厳選し、生豆の収穫から国内工場での焙煎まで品質チェックを実施しているのだとか。
ファミマのホットコーヒーはS・M・Lの3つのサイズがあります。ファミマもレジでオーダーし、精算後カップを受け取り、専用マシンを使用して自分で淹れるスタイルです。
SとMは濃さが選べますが、Lは濃厚の一択なんですよね。なぜ??? 今回はブレンドSのスタンダードを選択します。
ファミマのコーヒーは世界No.1バリスタである粕谷哲氏が監修しているんですよね。香りファンつきのコーヒーマシンを採用しているので、抽出を待つ時間にも引き立ての香りが感じられる設計になっているんです。待ち時間も楽しめるってお客様ファーストですね。
ドリップタイプで仕上がりはスッキリしているように見えます。
左から、S、M、L。サイズごとに色が異なるので、会議などでサイズ違いを頼まれた時には覚えておくと安心です。よくよく見るとフタの色も違うんですよね。おっしゃれー♪
お味は?
香りが立っています。口に含むと、深いコクの中にほんのりした甘さが感じられます。その後に酸味がやってきてバランスのよい味わい。苦みはほとんどなくまろやか。
ローソン「マチカフェ コーヒー」
お店で淹れてみた
ローソンのホットコーヒーはスペシャルティコーヒー専門店猿田彦珈琲監修で、2023年10月3日にリニューアルされたばかりです。そもそもローソンのコーヒーってエスプレッソ方式ならではの深い味わいと香りが特徴なんですが、今回どう変わったか気になるところです。
S、M、L、メガの4サイズ展開なのは変わらず。こちらも、レジの方に好みのサイズをオーダー。精算後、カップを受け取って専用マシンにてセルフで淹れます
マシンはメリタのエスプレッソタイプで、濃さは一択です。しゅわしゅわ! 濃厚な香りが立ち込めます。
抽出直後。高圧のエスプレッソ方式ならではの大量の泡です。アロマがめちゃ立っていておいしそう。
シンプルなモノトーンのカップ。滑りにくい仕様になっています。左から、S、M、L、メガ。メガはMの2倍の量が入っていておトク。4つサイズの選択肢があるって嬉しいですよね。
お味は?
今回のリニューアルでは「ローソンのコーヒーは濃い、酸味が強い」といった声を参考に豆の配合と焙煎を見直し、毎日飲めるようなバランスの整ったコーヒーを目指したとのこと。
口に含むと、香り高いのはもちろんのこと。味がひときわまろやかになっています。芳ばしい苦みとともにほんのり甘さも感じられて、なんとも奥深い味です。私が苦手とする酸味も少なく永遠に飲んでいられる味。いままでも美味しかったけれど、今回のリニューアルはありがたい進化です。
比較してみた
<量>
公式サイトに量の記載がないので計量カップで全てのサイズを量りました。最も小さいサイズは3社とも量が160mlでした。
※左からセブン、ファミマ、ローソンの順で並んでいます。
セブン:R 160ml L 240ml
ファミマ:S 160ml M 250ml L330ml
ローソン:S 160ml M 250ml L300ml メガ 500ml
<サイズとカップ>
セブン:2種類。R Lとも同じデザインでホワイトベース。
ファミマ:3種類。サイズで色が異なるので、複数あるときにサイズが判断しやすい。
ローソン:4種類。SとLがブラック。Mとメガがホワイト。
※詳細は各コンビニの画像をご参照ください。
<抽出方法>
セブン:ドリップタイプ
ファミマ:ドリップタイプ
ローソン:エスプレッソタイプ
<味わい>
セブン:マイルドで酸味が強くフルーティー。
ファミマ:深いコクの中にほんのりした甘さ。苦味は少なめ。
ローソン:まろやかで奥深い味わい。心地よい苦みのなかに甘さ。酸味少なめ。
まとめ
専門店による監修で本格的な味が楽しめ、さらに濃さの選択肢も増えて、ますます使い勝手がよくなったコンビニのホットコーヒー。これが110〜120円で購入できるって素晴らしいですよね。
まず、コスパです。最も小さいサイズの10mlあたりの価格は、セブン6.88円、ファミマ7.5円、ローソン7.5円。全てのサイズでコスパを比較するとローソンのメガが6.4円で最強です。
個人的な好みもありますが、ローソンのホットコーヒーはエスプレッソタイプで香りが高く深煎り。冷めても上品でエグみがなくておいしい。量が多くてもグビグビ飲めちゃいます。最終的に、コスパと味わいの両面から判断して、最強のホットコーヒーはローソンのメガです。
涼しくなって、コーヒーが美味しく感じられるこれからの季節。自分好みのホットコーヒーを楽しんでくださいね。
セブン-イレブン | ファミリーマート | ローソン | |
---|---|---|---|
商品名 | 7カフェ ホットコーヒー |
ファミマカフェ ブレンド |
マチカフェ コーヒー |
サイズ | R・L | S・M・L | S・M・L・メガ |
量 | R 160ml L 240ml |
S 160ml M 250ml L 330ml |
S 160ml M 250ml L 300ml メガ 500ml |
価格 | R 110.16円(税込) L 180.36円(税込) |
S 120円(税込) M 180円(税込) L 220円(税込) |
S 120円(税込) M 190円(税込) L 220円(税込) メガ 320円(税込) |
カロリー | R 7kcal L 9kcal |
S 4kcal 濃厚 7kcal M 8cal 濃厚 10kcal L 14kcal |
S 6kcal M 9kcal L 9kcal メガ 18kcal |
※量はAppBank調べ
※個人の感想を含みます。同じコンビニでも地域やお店によって違いがあるので、実際はお店で確かめてくださいね。
公式サイト:セブン-イレブン|7カフェ
公式サイト:ファミリーマート|コーヒー・フラッペ
公式サイト:ローソン|コーヒー
オリジナルサイトで読む : AppBank
最強の「ホットコーヒー」はコレ! セブン・ファミマ・ローソン徹底比較!