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1球のデッドボールが国際交流に。WBCチェコ代表監督・選手らが来日し始球式。「チェコ野球にとって大変名誉」野球ファン感動

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始球式を待つ、WBCチェコ代表(右から)のパベル・ハジム監督、ルカシュ・エルツォリ、マルティン・ムジーク始球式を待つ、WBCチェコ代表(右から)のパベル・ハジム監督、ルカシュ・エルツォリ、マルティン・ムジーク

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あのデッドボールが国際交流に繋がったーー。

ZOZOマリンスタジアムで8月1日に行われたロッテvs日本ハム戦にWBC2023(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパンと熱戦を繰り広げたチェコ共和国代表のパベル・ハジム監督、マルティン・ムジーク選手、ルカーシュ・エルコリ選手が来場した。

多くの野球ファンらはX(旧Twitter)で野球を通じた交流に「感慨深い」とコメントするなど、反響を呼んでいる。

3人の来日のきっかけは、3月11日に東京ドームで行われたWBC一次ラウンド・日本vsチェコ戦で起こった“ある出来事”だった。先発した佐々木朗希選手がチェコ共和国のウィリー・エスカラ選手にデッドボールをぶつけてしまったのだ。

佐々木投手の豪速球を体に受けたものの幸い大事には至らず、エスカラ選手はその後も走者としてプレーを続けた。当時、その姿に敵味方関係なく場内からひときわ大きな拍手が送られた。

さらに佐々木選手は後日、チェコ代表が宿泊しているホテルを訪問。お詫びとして、袋いっぱいに入ったロッテのお菓子を手渡したことが話題になった

このことがきっかけとなり、チェコでの野球振興とスポーツを基軸とした文化交流を推進する「マリーンズ―チェコベースボールブリッジプログラム」がスタート。プログラムの一環として3人が来場した。

試合前にはハジム監督による始球式が行われるなど盛り上がりを見せた。チェコ共和国代表の公式Twitterでは「監督は、日本プロ野球の試合前にセレモニーピッチを投げた初のチェコ人となりました。 チェコ野球にとって大変名誉なことです」とつづっている。

今回、エスカラ選手は都合により来日できなかったが、日本のファンにメッセージが届いた。「WBC2023は本当に忘れられない経験でした。チームメイトと共に国を代表して他の出場国と競い合うことができ、毎晩東京ドームを埋め尽くすファンの前でプレーできたことは一生の思い出でこれからの人生でも何度も振り返ることでしょう」と語り、「僕が受け取ったお菓子はチームメイトとシェアしてみんなで楽しんだよ。最高だった!」と言葉を残した。

Twitterでは、「スポーツっていいな」「WBC屈指の名場面」「何度見ても感動」「国際野球を追ってきて、まさかこんな日が来るとはなぁ」などとコメントが沢山寄せられている。

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1球のデッドボールが国際交流に。WBCチェコ代表監督・選手らが来日し始球式。「チェコ野球にとって大変名誉」野球ファン感動

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