中国の先月の輸出額は去年の同じ月と比べて12%余りのマイナスと大幅に減少し、中国経済に与える影響への
懸念が高まっています。中国の税関総署は13日、先月の貿易統計を発表しました。
それによりますと、輸出額はドル換算で去年の同じ月と比べて12.4%の大幅なマイナスとなり、2か月連続で減少しました。
これはアメリカやヨーロッパをはじめ、東南アジア、日本などへの輸出がいずれも大幅に減少したことが主な要因です。
品目別ではパソコンや携帯電話のほか、衣服や鋼材などが減少しました。
輸出額はことし1月から先月までの上半期の累計でも去年の同じ時期と比べて3.2%のマイナスとなっていて、
中国経済に与える影響への懸念が高まっています。また先月の輸入額は去年の同じ月と比べて6.8%のマイナスでした。
一方、こうした中でも、ロシアとの間では去年の同じ月と比べて輸出額がおよそ90%、輸入額がおよそ15%と
それぞれ大幅に増加し、活発な貿易が続いています。中国税関総署の呂大良報道官は記者会見で、「主要な先進国のインフレが高い水準にある。
地政学的な衝突も続いていて、短期的に外需の回復を進める力が不足している」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230713/k10014128461000.html
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