沖縄県は、プロ野球のキャンプ時期になると、かなりの盛り上がりを見せています。そんな沖縄県で、6月27・28日の2日間に渡り、公式戦が行われました。そして、第1戦では、西武ライオンズで沖縄県出身の平良海馬投手が予告先発として、発表。そして、沖縄出身投手初の快挙達成が期待されていましたが、惜しくも達成できませんでした。そこで、今回は、沖縄県の公式戦の歴史から平良海馬投手が達成できなかった快挙について解説していきます。
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沖縄県で初めてプロ野球の公式戦が実現したのは、64年前とのこと。その試合が、現在の西武ライオンズと日本ハムファイターズとの試合だったそうです。当時は、アメリカ領だった為、様々な問題がありました。選手の入国の問題や、費用は円なのかドルなのかなど、山積みだったとのこと。
何とか問題解決し、試合が出来る状態になり、球場が満員になるほどの人気ぶりで、とても盛り上がったそうです。そして、今回の試合は、62年振りのメモリアル試合ということもあり、大きな注目を集めていましたね。果たして、どんな試合展開になったのか、詳しく解説していきます。
西武ライオンズの平良海馬投手は、昨年、中継ぎ投手として、沖縄のマウンドに上がり、 先発での登板は、初めてになります。平良海馬投手は、今シーズンから、先発投手に転向し、11試合に登板。5勝3敗・防御率2.15・83奪三振と良い結果を残しています。地元沖縄での、初登板という事もあり、かなり気合が入っていましたね。
また、同じ沖縄県出身の大嶺祐太氏が、解説者として、この試合を実況していたそうです。平良海馬投手にとっては、憧れの存在である大嶺祐太氏の前で、成長した姿を見せて欲しいですね。そして、沖縄県民注目の試合で、平良海馬投手が、どんなピッチングを見せてくれるのか、必見です。多くの人が、待ちに待った試合を解説していきます。
平良海馬投手は、初回から堂々としたピッチングを披露。日本ハムファイターズの先頭打者石井一成選手にスリーベースヒットを打たれ、ピンチを招くも、2番をショートライナー、3番・4番を2者連続三振に打ち取り、先制点を許しませんでした。2回は、先頭打者をがエラーで出塁。その後、内野ゴロと2個の三振でピンチを切り抜けました。
3回には、ワンアウトからフォアボールで出塁を許すも、2者連続三振。4回・5回・6回と毎回奪三振を奪い、3者凡退で抑えました。迎えた7回、先頭打者の清宮幸太郎選手がヒットで出塁。次の打者の万波中正選手にホームランを打たれ、逆転されるも、その後は、無失点で抑え、この回でマウンドを降りました。7回5安打2失点11奪三振を奪う活躍。好投を見せるも、チームが逆転できず、敗戦投手になってしまいました。
平良海馬投手は、この試合で6回まで無失点に抑え、6回裏に味方打線の援護で1点リードを貰うも、7回に万波中正選手に初球のスライダーをレフトスタンドに運ばれてしまい、2失点。この2失点が重くのしかかり、敗戦投手になってしまいました。平良海馬投手の、この日のコンディションは、今シーズンで1番良く、ホームランを打たれた一球だけが悔やまれると語っていましたね。
コースや球種に間違いはなかったと、切り替えていたが、プロの世界で、一球の怖さを感じた試合だったと思います。平良海馬選手自身、昨シーズンの沖縄のマウンドで、1点リードで抑えとして登板するも、ソフトバンク打線に掴まり5失点。今回の登板では、前回のリベンジ登板として、燃えていました。
ですが、パ・リーグトップの本塁打を記録している打者に初球を打たれ、逆転されたことは、相当悔しかったと思います。毎回奪三振を奪い、好調なコンディションだっただけに、何とか勝利を勝ち取りたかったはずです。次回の、沖縄登板はいつになるか分かりませんが、勝利を勝ち取れるように頑張って欲しいですね。
今回の平良海馬投手が達成できなかった記録は、沖縄セルラースタジアム那覇で沖縄県出身投手の勝利です。これまでに、2017年西武ライオンズの多和田投手・2018年日本ハムの上原投手・22年ソフトバンクの東浜投手・22年西武ライオンズの与座投手が登板。
ですが、勝利投手になれず、この試合まで達成者はいません。そして、今回の沖縄での公式戦で、平良海馬投手がこの記録を達成するかと思われましたが、万波中正選手への1球に泣き、達成できず、次戦へと持ち越しになりました。
今回は、毎回奪三振の11奪三振を奪うも、一球で逆転され、平良海馬投手が達成できなかった記録について解説しました。沖縄での開催試合が少ない為、なかなか達成が難しい記録ですが、次回行われる沖縄での公式戦で沖縄出身投手が、勝利を飾る瞬間を見て見たいですね。
今後、行われる沖縄での公式戦で、沖縄出身投手が予告先発で発表された際には、注目して観戦していきましょう。
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【野球】西武・平良選手が好投も…“沖縄出身初”の記録ならず