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ニューイングランド大学は6月6日、捕獲できる確率は約3000万分の1と言われる非常に珍しいオレンジ色のロブスターを同大学の海洋科学研究センターに寄贈したことを発表した。
このロブスターは6月2日、アメリカ・メイン州の沖合で漁師である船長と乗組員らによって捕獲された。乗組員の1人、マンディ・シルさんはInstagramにロブスターの写真を投稿。「船長いわく、生涯で2回しか見たことがなく、初めて見たときは彼を誰も信じなかったそうですが、ここにいるのはその子です!」とつづっている。
3000万分の1といわれるロブスター
オレンジ色のロブスターを捕獲できる確率は、約3000万分の1と言われている。他の珍しい種と比較してみると、青いロブスターは約200万分の1、2色のロブスターは約5000万分の1という。最も珍しいというアルビノロブスターは、1億分の1とされる。
海洋科学センター所長のチャールズ・ティルバーグ博士は、「オレンジ色のロブスターの独特な色は、遺伝的要因と環境的要因の組み合わせによるものである可能性が高い」とコメント。
また、CBSニュースに対し、ニューイングランド大学のマルクス・フレデリヒ教授(海洋科学)は「特定の遺伝子、そしてそれぞれのタンパク質の欠如が異なる色を引き起こす可能性がある」と話した。そして、ティルバーグ博士は「研究者らは環境や食事が色彩に寄与するかどうかにも関心を持っている」と語ったという。
さらに、このロブスターには爪が片方しかない。そのため、学生らは手足の再生と怪我にどのように適応するかについて学ぶという。
CNNによると、今回見つかったロブスターは生まれて5年から7年、体重は約460グラム、体長は約27センチとされている。
ロブスターには現在名前が付けられていないが、完全に水槽に定着したら、海洋環境プログラム学部の学生たちによって名前をつけられるという。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「3000万分の1」の珍奇なロブスター見つかる。「船長も生涯で2回しか見たことがない」と捕まえた乗組員