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若年層向けの就職支援事業などを展開する株式会社ジェイック(東京都千代田区)は、同社が提供する新入社員研修の受講者708人に対し、「理想の働き方」などについてアンケート調査した(調査日は3月31日〜4月17日)。
その結果、「リモートワークと出社のハイブリッド」を希望し、フリーランスの働き方を望まない人が多いことがわかった。
「リモートワーク・在宅勤務等の働き方をしてみたいと思いますか?」との質問に対し、もっとも多かったのが「リモートワーク・在宅勤務と出社のハイブリッドで働きたい」(45.1%)。2番目が「出社して働きたい」(28.7%)だった。
前年の結果と比べると、「出社して働きたい」が5.8ポイント増で最も増えた。「リモートワーク・在宅勤務と出社のハイブリッドで働きたい」が1.5ポイント増だった。一方で「完全リモートワーク・在宅で働きたい」は3.8ポイント減、「今の時点では判断できない」は3.4ポイント減だった。
同社は、「2023年入社の新入社員は、昨年の新入社員に比べて、出社して働くことや、リモートワークと出社のハイブリッドで働くことを望んでいることが見てとれます」としている。
「フリーランス」の働き方を将来的にしてみたいかについては、「あまりそう思わない」が29.7%でトップ。「まったく思わない」の12.1%を合わせると、約4割の新入社員が現時点で、フリーランスの働き方を望んでいないことがわかった。
同社の東宮美樹取締役は結果について、「2023年の新入社員が『出社』を好む理由は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが『5類』に移行によって行動制限がなくなり、対面コミュニケーションの楽しさやメリットを実感していることが考えられます」と分析。
「当社が実施している新入社員研修の中でも、『社員の方や同期と会えてうれしい。もっと交流したい』という声が例年より多い印象でした。新社会人として新しい仕事を早く覚えたいという気持ちも持つ新入社員たちは、顔を合わせてコミュニケーションを取り、職場の文化や風土をより早く理解できる『出社』のメリットを感じていると考えられます」としている。
また、フリーランスとして働くことを望まない理由については、「現段階でフリーランスとして活躍できる専門性が乏しいだけでなく、経済的に不安定なこと、仕事の管理やマネジメントを自分で行わなければならないフリーランスの仕事に就くことに、現段階で想像ができないのではないかと考えられます。コロナ禍でリスク回避・安全策に動いてきた社会、先行き不透明な中で大きな打撃を受けた企業を多く見てきた新入社員たちは、むやみにリスクを冒して新しいことに挑戦することを回避する傾向が強くなっていると感じています」とした。
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