伝説を誰が殺したのか
2022年公開の映画「エルヴイス」
監督は「華麗なるギャツビー」「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン。
豪華絢爛の華やかな世界を生きるようになった少年は
エルヴィス・プレスリーとしてどのような人生を歩みなぜそのような最後を遂げたのか。トム・パーカー大佐とは何者なのか。
ロックの伝説に一体何が起きたのか。
名曲の数々と共に、バズ・ラーマン監督初めての伝記映画を紹介します。
目次
- 1. 映画エルヴィスとは
- 2. トム・パーカー大佐とは
- 3. 映画を見て感じること
映画エルヴィスとは
禁断の音楽”ロック”で世界を変えたエルヴィスプレスリー
伝説と熱狂のミュージック・エンターテインメント!
若くして謎の死を遂げたスーパースターエルヴィス・プレスリーその伝説の裏側を
「監獄ロック」他数々も名曲に乗せて「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン監督により映画化!
エルヴィス役に大抜擢されたのはオースティン・バトラー。
圧倒的なパフォーマンスと歌唱は監督に「エルヴィスそのもの」と言わしめた。
悪名高い強欲マネージャートム・パーカー役を二度のアカデミー賞受賞俳優トム・ハンクスが演じる。
(引用元:映画エルヴィス公式サイト)
あらすじ
謎の死を遂げた若きスーパースター”伝説”を誰が殺したのか
禁断の音楽ロックが生まれたライブの日から世界は一変する。
エルヴィス・プレスリーのセンセーショナルすぎるパフォーマンスは若者に熱狂的に愛される
一方で、中傷の的になり警察の監視下に置かれる。
型破りに逆境を打ち破る伝説と、その裏側の危険な実話。
そして彼を殺したのは誰なのか。
その真実を知ったとき、あなたもきっと心を揺さぶられます。
(引用元:映画エルヴィス公式サイト)
キャスト
監督 バズ・ラーマン
脚本 バズ・ラーマン
クレイグ・ピアース
原案 バズ・ラーマン
ジェレミー・ドネル
製作 バズ・ラーマン
キャサリン・マーティン
出演者 オースティン・バトラー
トム・ハンクス
オリヴィア・デヨング
他
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」などに出演したオースティン・バトラーがエルビス・プレスリー役に抜てきされ、マネージャーのトム・パーカーを名優トム・ハンクスが演じる。第95回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞ほか計8部門にノミネートされた。
ちなみに若手の“オースティン・バトラー”を推薦した人物は
なんでも“デンゼル・ワシントン”だそうです。
(引用元:ウィキペディア)
舞台裏について
昨今「ボヘミアン・ラプソティ」を筆頭に実在のアーティストを題材にした映画は多い。
本作もその一つになるがなんと言っても「オースティン・バトラー」の
キャスティングが完璧な映画です。
エルヴィスを演じるにあたり、歌唱シーンは吹き替えなしで練習の上自身の声で演じ、
デビュー時〜往年のエルヴィスを体当たりで演じている姿はまさに本人を見ているかのよう。
※エルヴィス初期の楽曲は、すべてバトラーの声が使用されており、
エルヴィスのキャリアの後期を描いたシーンにおいては、バトラーとエルヴィスの声をミックスされている
また、歩き方風貌、仕草を全て勉強した上で体現してる演技はまさにアカデミー賞ものです。
トム・パーカー大佐とは
エルヴィスの人生を辿る本作を語る上で切り離せないのが
金の為には手段を選ばない”トム・パーカー大佐”。
彼はまだまだ有名ではない歌手エルヴィスを見つけ自身をマネージャーとして起用させ搾取していくことに。
そんな本作は”トム・パーカー大佐”の目線で語られながらスタートします。
彼は入ってきたお金の半分を取るという剛腕マネージャー。
エルヴィスは自分を最大級に信じてくれたパーカーのことを当初は全面的に信頼。
ところが徐々に自分の人気が高くなり多くの人から様々なことを言われるようになると、
パーカーのことに疑問を持ち始めることになります。
だがエルヴィスを育てたのもパーカー。腐れ縁が続いてしまい切り離せない関係に。
なんとも悲しいが時系列と残された点から読み解くと、エルヴィスを殺したのは強欲で搾取し続けるブラックな体制を強いたパーカー大佐だと言えます。
映画を見て感じること
エルヴィス・プレスリーの伝記映画としては、情報量がそれほど多いとは言い切れないかもしれない。ドラマシリーズならもっと濃く表現ができたと思うが、2時間半という尺の中でエルヴィスの半生を語るというのは、正直言って不可能に値します。
制作する前から難易度が高く、ファンも多い点からそう簡単ではなかったはず。しかし、バズ・ラーマン監督の世界観は豪華絢爛、時代を作った人物の見せ方は得意。エルヴィスの半生がまるで語り手のトムによるエンターテインメントショーのように構築されています。
とは言え、すごく感動でき、映画にはエルヴィスがしっかりと存在。人生において成功と失敗、様々なことがあるが踏ん張り時には踏ん張る力がいるのだと教えてくれるそんな映画になっていて本作も飽きずに観ることができ、気がついたら終わっていることでしょう。
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