横浜DeNAベイスターズ・読売ジャイアンツ・トロント・ブルージェイズで活躍した山口俊投手。昨シーズン、読売ジャイアンツから戦力外通告を受け、移籍先が見つからず、4月17日に自身のInstagramで現役引退を発表しました。そこで今回は、山口俊投手のこれまでの実績を紹介していきます。
目次
- 1. 山口俊投手の経歴
- 1.1. 横浜DeNAベイスターズ入団
- 1.2. 読売ジャイアンツ移籍
- 1.3. トロント・ブルージェイズ移籍
- 1.4. 読売ジャイアンツ復帰
- 2. まとめ
山口俊投手の経歴
山口俊投手は、大分県出身の元プロ野球選手。地元大分県の柳ヶ浦高校で甲子園に出場するなど実績を残し、2005年の高校生ドラフト会議で横浜ベイスターズから1位指名を受け入団。その後、読売ジャイアンツ、メジャーリーグのトロント・ブルージェイズで活躍。2022年のシーズンオフに戦力外通告を受け、オファーを待っていたが来ず、現役引退を表明。現役生活の幕を閉じました。
横浜DeNAベイスターズ入団
プロ1年目に、1軍で公式戦初先発で初勝利を挙げ上々のスタートを切るも、その後は勝ち星に恵まれず、1勝止まり。2年目は、6試合に登板するも、勝ち星がないままシーズン終了。3年目は、リリーフとして試合に出場し、防御率0.76と好投。4年目はセットアッパーとして、5年目・6年目はクローザーとして活躍を見せ、2年連続30セーブを記録。オールスターゲームにも2年連続で出場。7年目には、通算100セーブの記録を達成し、当時の史上最年少記録を更新しました。8年目は、思ったような結果を残さず、1軍と2軍を行き来し、その間にクローザーの座を奪われてしまい、7セーブでシーズン終了。9年目は、セットアッパーとして登板するも、打ち込まれる機会が多くなり、先発転向を目指し、2軍で調整しました。9月に先発復帰を果たすと、順調に勝ち星を積み重ね、8勝を記録。翌年も、先発投手として登板するも、なかなか結果を出せず、3勝6敗と負け越し。11年目に入り、選手会長に就任。オープン戦で怪我をし、開幕に出遅れたものの、復帰した試合でシーズン初勝利。そこから怪我で離脱し、登板試合数は少なかったものの、11勝を挙げ、自身初の2桁勝利を記録。
11年目のシーズン途中に国内FA権を取得し、様々な球団の評価を聞き、読売ジャイアンツへの移籍を発表しました。
読売ジャイアンツ移籍
移籍1年目は、右肩の痛みの影響で3軍スタート。その後、6月に1軍で移籍後初登板。6回を無安打無失点で抑え、移籍後初勝利を挙げました。ですが、その後不祥事を起こしてしまい、出場停止。結果、1年目は1勝1敗でシーズン終了。2年目は、ノーヒットノーランを達成し、9勝をマーク。3年目は、復活を遂げキャリアハイの15勝をマーク。自身初の最多勝利・最多奪三振・最高勝率のタイトル獲得し、ベストナインも受賞しました。シーズン終了後、ポスティングシステムを利用し、メジャーリーグのトロント・ブルージェイズへ移籍。
トロント・ブルージェイズ移籍
シーズン序盤は、登板機会に恵まれず、デビューしたのは7月。デビュー戦は、レイズ戦の一点リードの10回裏から登板するも、サヨナラヒットを打たれ敗戦投手。続く2戦目も、同じ状況で登板するも、再び敗戦投手になってしまいました。その後、8月からはロングリリーフとして登板する機会が増え、月間防御率1.54の好成績をマーク。ですが、9月にリズムを乱し、シーズン2勝4敗の防御率8.06でメジャーリーグ1年目を終えました。2年目は、キャンプ直前にノーテンダーになり、サンフランシスコ・ジャイアンツとスプリット契約を締結。傘下のトリプルAでシーズン迎えるも、不振に陥り、6月に契約を破棄し、日本球界に復帰することを決意。6月10日に読売ジャイアンツに復帰する事が発表されました。
読売ジャイアンツ復帰
読売ジャイアンツに復帰後、6月23日に初先発を果たし、勝利を挙げました。7月に2勝目を挙げるも、その後打線の援護や突然崩れるなど不調に陥り、7連敗。2勝8敗でシーズン終了。2年目は、2軍戦で故障してしまい、1軍では1試合のみの登板。思ったような成績を残せず、シーズン終了後に球団から戦力外通告を受けました。その後、12球団合同トライアウトには参加せず、オファーを待つも、独立リーグからのオファーのみ。プロ野球球団からのオファーがなく、2023年3月29日に現役引退を表明。4月17日に自身のInstagramで正式に発表しました。
まとめ
数々の球団を渡り歩き、実績を残してきた山口俊投手。先発投手だけではなく、リリーフやクローザーとしてどのポジションでも適性を発揮し、活躍。国際大会にも出場した実績もあり、日本代表の決勝進出に貢献し、自身初の国際大会優勝も経験しました。日米通算460試合に登板し、66勝66敗112セーブ。先発としても、クローザーとしても実力を発揮し、タイトル獲得やベストナインを受賞する活躍を見せた山口俊投手。今後の、山口俊投手の活躍を応援しています。
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