日本時間4月13日、レイズはレッドソックスとの激しい打撃戦を制し開幕から12連勝。翌14日も同じくレッドソックス相手に9-3で圧勝し13連勝を記録しました。次戦ではブルージェイズに敗北を喫するも、MLB開幕連勝記録に並びました。また、今回レイズの連勝記録が注目されていますが、日本のプロ野球での連勝記録はいくつなのか。こちらも後半で解説していきます。
レイズが開幕連勝タイ記録の13連勝を達成!しかし新記録となる14連勝は達成できませんでした。
開幕から勢いが止まらないレイズ。この日も初回から4番アロサレーナ選手の3ランで先制点を奪います。流れを掴んだレイズは4回、1番ディアス選手の犠牲フライ、2番フランコ選手のタイムリーツーベースなどで3点を追加。
しかしレッドソックスも負けじと、4回から7回まで全てのイニングで得点を重ねます。5回には9番ヘルナンデス選手、1番バドゥーゴ選手の連続タイムリー。7回にはレッドソックスのデバース選手が3ランを放ち7回終了時点で8-7。レッドソックスはレイズに1点差まで迫ります。
それでもレイズは8回、アロサレーナ選手の犠牲フライで1点を追加。投手陣も粘りを見せ8回9回を0点に抑え、9-7で勝利しました。
最終的に安打数はレッドソックスが10、レイズが11。激しい打撃戦となりました。なお、この日の試合レッドソックスの吉田正尚選手は左太ももの張りで欠場しています。
この試合に勝利したレイズは12連勝を達成。MLB開幕連勝記録更新に向け勢いが止まりません!
日本時間14日、13連勝がかかったレイズは前日に引き続きレッドソックスとの1戦を迎えました。
レイズは初回相手に先制点を許すも、その直後ディアス選手のホームランで同点に。しかし4回5回と失点を重ね、リードを広げられます。
それでもレイズは直後の5回裏、打線が爆発し一挙7点を奪って大逆転。そのままリードを守り切り開幕13連勝を決めました。
現在までのMLB開幕連勝記録は1982年のブレーブス、87年のブルワーズが記録している『13連勝』。レイズはこの試合で大記録に並びました!
MLB開幕連勝記録は13連勝。レイズはそれを更新する14勝目をかけてブルージェイズ戦に挑みました。
レイズはこの日も初回から失点。2回も相手の適時打で得点を許します。4回に5番レイリー選手の適時打で1点を返しますが、5回に猛打を浴び4失点。その後得点を重ねることができず6-3で敗北を喫しました。
惜しくも14連勝の大記録とはならず。記録更新はならなかったものの、ここまでファンを楽しませたことは間違いありません!
開幕からの連勝記録が注目されたレイズですが、そもそもどのようなチームなのでしょうか。
正式な球団名は『ダンパベイ・レイズ』。1998年に創設されたMLBの中でも歴史が浅い新興球団です。創設から10年間の間で9回も地区最下位に沈むなど低迷が続いていましたが、球団創設から11年目にして地区優勝。その勢いでリーグ優勝も達成!
2014年からは再び下位を彷徨っていたレイズですが、着実に順位を上げていき現在ではMLBの強豪と渡り合うチームとなりました。
過去には野茂英雄選手や岩村明憲選手、松井秀喜選手など日本人選手も多く在籍しており、2021年5月までは筒香嘉智選手も所属。ご覧のとおり1度は聞いたことがあるような有名選手が多く所属してきたチームで、中でも岩村選手はチームの主軸としてリーグ優勝に貢献する活躍を見せました。
このように10年ものどん底を味わいながらも、今ではMLBの一強豪として名前が知られるチームとなったレイズ。しかし未だにワールドシリーズの優勝には手が届いていません。連勝が続いた今季。勢いそのままに優勝まで駆け上がってほしいところです!
MLBでは13連勝が最高記録でしたが、日本の記録は何連勝なのでしょうか?そちらを解説していきます。
日本のプロ野球における開幕連勝記録はどの球団で何勝なのでしょうか。
答えは1954年に西鉄、1999年に中日が記録した『11連勝』!MLBに比べると最近の記録にはなりますが、20年以上も更新されていないのは驚きですね。
11連勝と開幕から波に乗っていた両チーム。なんとどちらの球団もその年のリーグ優勝を果たしています!やはり優勝に向けてはスタートダッシュがかなり重要なようです。
今後日本の球団からも開幕”12連勝”を記録するチームが現れることに期待!
今年のプロ野球では開幕から5連勝でストップ。5連勝を記録したのはソフトバンクとヤクルトでした。
ヤクルトの開幕5連勝は球団新記録。それも5試合中4試合が完封勝利という圧倒的な強さを見せつけました。ヤクルトの高津監督は”開幕5連勝”に対して「ピンとこないんだけど、いいスタートは切れた」と落ち着いた表情でコメント。2年連続のリーグ優勝に向け盤石のようです。
ソフトバンクは昨シーズンも開幕から8連勝を記録しており、スタートにはめっぽう強い。今シーズンも5連勝で開幕から勢いをつけました。5連勝目となる5日の試合では、打者全員が日本代表経験のある最強打線。さらに先発の和田毅選手は42歳1カ月で勝利投手となり、球団記録を更新するなどファンを沸かせた試合となりました。
来シーズンも日本プロ野球・MLBともに、「いくつ連勝を記録できるのか」にも注目していきたいですね!
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