日本のレベルもアップしており、先日のワールドカップも大盛り上がり。最近見始めた方の中には初心者を卒業しもう少し深くサッカーを知りたいという方も多いのではないのでしょうか?近年はかなり戦術が高度になっているので理解が深まれば楽しみも倍増間違いなし!
目次
- 1. フォーメーション
- 2. エリア
- 3. 戦術
- 3.1. ポゼッションサッカー
- 3.2. ゲーゲンプレス
- 4. 戦術に特徴のあるチーム
- 5. サッカー見るならDAZN
フォーメーション
やはりサッカー論が白熱するのがシステム論。試合開始前から相手のフォーメーションに対してかみ合わせのいいシステムは何かを考えて設計するチームもあれば、自分たちのスタイルに自信を持ち、選手を変えることでバリエーションに変化を加えるチームも。
監督がどのようなことを考えて設計しているのかを見るのも楽しさの一つです。そんなシステム関連で重要な考え方をご紹介。
可変システム
攻撃時と守備時でシステムを変えることです。例えば守備時は4バックでバランスを取りながら攻撃時は選手がスライドし3バックとなって攻撃に厚みを持たせる。そうすることで局面的な優位性を作ることが狙いです。
偽9番
いわゆるストライカーではなく、中盤のようなテクニカルな選手をフォワードに置く戦術です。先頭の選手が自陣のほうに落ちてくることでゴール前のスペースを空け、そこにサイドや中盤の選手が追い越すことでチャンスを作る戦術。テクニカルな選手を配置することで、空けたスペースへ絶妙なスルーパスを出せたり、中盤の狭いスペースに落ちてきても密集を突破しチャンスを作ることができるところが魅力です。
偽サイドバック
近年新たな偽ポジションとして注目を集めているのがサイドバック。本来守備的なポジションですが、ここにボランチの適性を持つ選手を配置することでビルドアップをスムーズにしてポゼッションを高める戦術です。マイボールの時はボランチの横やトップ下のポジションに入り込み、ビルドアップや崩しの場面に参加。守備的な選手が上がることで数的優位を作り相手の守備網を破壊する戦術です。
エリア
続いては試合の中で各チームが狙っているエリアやスペースについての用語です。実況者や解説の方も使っているので用語を知れば、観戦中の理解度も高まりますよ!
5レーン
5レーンとはピッチを縦に5分割し、各エリアにおいて約束事を設定するプレーモデル。同じレーンの中に他の選手が横に並ばないように斜めのポジションを取ることが基本設定です。そうすることで常に複数の選択肢を作り、さらに流動的にポジションを動かすことで相手選手をずらしていくとスペースが生まれチャンスを生む考え方。
ハーフスペース
先ほどの5レーンにおける左右それぞれ2番目に位置するエリア。近代サッカーではこのハーフスペースをいかに支配するかが勝負の分かれ目です。ゴールに一番近いど真ん中のエリアを使えるのがベストですが、そこは敵ももちろん警戒。大外のエリアはスペースがあり勝負をしやすいですが、ゴールから遠く守りやすい。そこでその間のハーフスペースを取ることが大事になります。
ハーフスペースにポジションをとれると相手のセンターバックとサイドバックはどちらがマークにつくのか迷いが生じ、結果マークがずれチャンスに。
戦術
近年のサッカーではベースとなる戦術が大きく2つあります。自分たちが支配するか、支配を壊すためにカオスを作り出すかの2択。
ポゼッションサッカー
前者にあたるのがポゼッションサッカーです。2008年にスペインがサッカー界を席巻したときのベースとなるサッカー。相手がボールに触れなければ勝てるという考え方で常に主導権を握り、相手に攻撃すらさせないサッカーです。相手を押し込むことでたとえ取られてもピンチになりにくく、ボールを回すために距離感が近いためすぐに奪い返すことができるのが特徴。
ゲーゲンプレス
そんなポゼッションサッカーを破るために生まれたのがゲーゲンプレス。ドイツに源流があり、激しい運動量とハイプレスでボールをさばく隙を与えないのが信条です。ボールに対し複数人で囲みに行くことで局面的な数的優位を作ることでボールを奪い、取ったら相手の守備体制が整う前に攻め切るスピーディーなサッカー。
戦術に特徴のあるチーム
そんな戦術に特徴があり、見ていて面白いサッカーをするチームを独断でご紹介。
バルセロナ
言わずと知れたポゼッションサッカーの名門。かつての黄金期を知るチャビが監督として戻ってきており才能豊かな生え抜きの若手と確かな実績をもつベテランがうまく融合されているチーム。あのパス回しに魅了されること間違いなしです。
リバプール
ゲーゲンプレスが生まれたドイツにて飛躍を遂げたクロップ監督が率いるチーム。アグレッシブでスピーディーなチームは情熱的で引き込まれます。奪ってから一気に相手ゴールまでたどり着く迫力満点のサッカーは必見。
横浜Fマリノス
最後は日本からご紹介。アタッキングフットボールを掲げバルセロナとリバプールの間に位置するのが横浜Fマリノス。ベースはポゼッションサッカーで支配するも、奪われたすぐに切り替えプレスをかける姿はゲーゲンプレスそのもの。複数得点が当たり前のマリノスのサッカーは海外にも通用するレベルです!
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