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アメリカ・テキサス州で、20年以上前に卵の状態で動物園から盗まれたワニが、約2.4メートルまで育った状態で個人の家で飼育されているのが見つかった。
ワニが見つかったのは2月。NPRなどによると、別件の調査をしていた動物管理官が、コールドウェル郡の女性宅を訪問した際に裏庭のゲージにいるのを発見した。20年以上飼育していたとみられており、「テワ」と名付けられていた。
Insiderによると、女性は以前ボランティアをしていたアニマルワールド・アンド・スネークファーム動物園から卵を盗み、ペットとして飼育していたと話しているという。
動物管理官は「生まれた直後から飼育していたため、ワニは女性に懐いていた」と証言。女性はきちんとテワの世話をしていたものの、より大きなゲージが必要になるほど成長していたという。
テキサス州ではワニを飼育するための条件が厳しく定められており、女性はこの条件を満たさなかったため、テワはアニマルワールド・アンド・スネークファーム動物園に移された。
動物園は3月4日、テワを移送した際の動画を公開。女性宅の人工池でテワを捕獲してトラックに乗せ、3人がかりで抱えて動物園の展示場所まで運ぶ様子が収められている。口輪をされたテワが素手で運ばれている様子を、子どもたちがすぐそばで興味深そうに見ているシーンも。展示場所に着いたテワはスタッフに促され、何匹も他のワニがいる展示場所の池にゆっくりと向かっていく。
動画の中で担当者は、テワを飼育していた女性は以前この動物園でボランティアをしており、卵をポケットに入れて持ち帰ったようだと明かした。
テキサス州公園野生生物局もこの移送の様子をインスタグラムで公開。「みんな、ワニはいいペットにはならないよ🐊」と伝えた。
動物園が3月9日に新たに投稿した動画によると、テワは新たな環境に適応しており、一生をここで過ごすことになるという。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
卵で盗まれたワニ、20年以上ペットとして飼われ2.4メートルに育った状態で見つかる【動画】