カナダグースを狙った強盗がワシントンD.C.で多発。銃を見せジャケットを奪う

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カナダグースのジャケットを狙う強盗が、アメリカの首都ワシントンD.C.で多発している。 

NBCによると、ニューヨークから来た夫婦は2月、息子と一緒に歩いていた時に銃を突きつけられ、着ていたカナダグースのジャケットを要求された。

妻のシーラ・カウフマンさんは「突然『コートをよこせ!コートをよこせ!』と言われ、冗談か?と思いました」「すると彼はすぐそばで銃をちらつかせたんです…ジャケットを脱いで渡しました」と語っている。

犯人はこの後、夫のカナダグースのジャケットも奪って逃走した。

カナダグースのジャケット

ワシントンD.C.にあるハワード大学やジョージ・ワシントン大学の学生も被害に遭っている。

そのうちの一件では、ハワード大学の学生が昼に人通りの多いエリアで3人に囲まれ、ジャケットを要求された。拒むと、犯人は学生を殴りジャケットを奪って逃走したという。この事件では、大学警察が犯人を逮捕している。

また、NBCによると、ジョージ・ワシントン大学は2月初め「ここ数日、カナダグースのジャケットに関連した強盗事件が相次いでが発生してます」という注意喚起のメールを学生に送信したという。

「キャンパスで起きていませんが、今日フォギーボトムキャンパス近くで2件発生しました。被害者はジャケットを奪われ、中には武器で威嚇されたケースもあります」

こういったカナダグースを狙った強盗は、2022年12月から2023年2月にかけて少なくとも7件起きているとBBCは報じている。

ワシントンD.C.警察は、犯人を捕らえたと思われる監視カメラの映像を公開して情報を求めている。

カナダグースは人気ブランドで、ダウンなどの製品は高価だ。ウェブサイトによると、ジャケットは安いものでも500ドル(約6万6000円)以上で、中には1850ドル(約24万4000円)の製品もある。

警察は、ジャケットは命に値しないとして、万が一被害に遭った場合は犯人の要求に従い、その後警察に通報するよう求めている

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カナダグースを狙った強盗がワシントンD.C.で多発。銃を見せジャケットを奪う

Satoko Yasuda