耳を失った犬が可愛らしい耳を手に入れ、新しい家族を探しています。
アメリカ・カリフォルニア州で保護されている、ブルドッグとテリア・ピットブルのミックス犬であるウィリー・ウォンカ。2歳で体重は約75ポンドの男の子。
彼は飼い主の留守中、犬の群れに襲われ耳を失ってしまいました。
ウィリーがいる動物保護施設『The Sacramento SPCA』によると「近隣の犬が裏庭のフェンスを突き破ってウィリーを襲い、耳に外傷が残った」と、ニュースサイト『WPXI』が伝えました。
耳の損傷はひどく、切断する必要があり、「耳は聞こえるけれど、耳がない」状態になってしまったウィリー。
ウィリーの飼い主は、今後かかる医療費のことなどを考え、彼を動物保護施設に引き渡すことに。そこで、ウィリーの世話をサポートした獣医技術者のジョン・ホルムクイストさんが彼のために、かぎ針編みで新しい耳を作ったといいます。
ウィリーは毛並みに合わせたクリーム色の耳と紫色のヘッドバンドを頭につけ、まるで新しい耳を手に入れたように見えます。
SPCAはこの耳が、彼の新しい家族を見つける手助けになることを期待しましたが、ある家庭に引き取られたものの、元々その家で飼われていた先住犬とあまり上手くいかず、翌日には再びSPCAに戻ってきました。
ウィリーはとてもハッピーな性格で、トラウマになるような出来事を経て耳を失ったにもかかわらず、現在もほかの犬と仲良くしているといいます。さらに、子どもたちと暮らした経験もあり、ソファの上で寝転ぶのが大好きだそう。
SPCAの公式Facebookは「ウィリーにはいくつか欠けているものがあるけれど(でも、心は欠けていません)、ぜひ彼に会いに来てください!」と呼びかけました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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