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年末恒例のNHKドラマ「岸辺露伴は動かない」が、12月26日から2夜連続で放送されます。奇妙な事件に遭遇する漫画家・岸辺露伴を高橋一生さんが熱演していますが、もう一つの見所は岸辺露伴が住むレトロな豪邸。
吹き抜けの天井や石造りの壁、暖炉など。「一度でいいから、こんな家に住んでみたい」と思った方も多いのではないでしょうか。
そんな夢が実はかないます。「岸辺露伴は動かない」のロケ地に使われたこの豪邸は、一般人も宿泊可能なのです。
■フランク・ロイド・ライトの弟子が手がけた名建築
三井物産のロンドン支店長や重役を歴任した加地利夫(かち・としお)さんの別邸として、1928年に建てられました。設計を担当した遠藤新(えんどう・あらた)さんは、帝国ホテルなどを手がけたフランク・ロイド・ライトの弟子として知られています。
Discover Japanによると加地邸は、ライトの建築哲学「プレーリースタイル」を採用し、周囲の緑と一体になるように建てられています。柱に使われている大谷石は、同時期に造られた帝国ホテル旧本館でも多用されたそうです。
築90年近くたって老朽化が進んでいましたが、建築家の神谷修平さんの手により2020年に保存改修。同年10月から宿泊施設として使われています。
■気になるお値段は、1泊あたり21万4500円
文化的な価値が高い邸宅だけに、宿泊料金はそれなりのお値段。予約サイトによると1棟貸しで1泊あたり21万4500円から。最低でも2泊からですが、3泊以上はお得な割引プランがあるです。定員は6人までなので、割り勘にすることで宿泊しやすくなりそうです。
無線LANを備え、シャンプーなどのアメニティや冷蔵庫、調理器具などはありますが、食事の提供はなく素泊まり。駐車場までは徒歩3分。最寄りのコンビニは徒歩1分で、意外と利便性が高そうです。
■実写ドラマ『岸辺露伴は動かない』とは?
荒木飛呂彦さんの漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの名脇役として知られる岸辺露伴。『岸辺露伴は動かない』は、彼を主人公とした同名のスピンオフ作品を原作とした実写ドラマです。NHK総合で2020年から年末に短期集中で放送されています。
他人の記憶を本にして読む特殊能力「ヘブンズ・ドア」を備えた漫画家・岸辺露伴を高橋一生さん。担当編集者の泉京香を飯豊まりえさんが演じています。脚本の小林靖子さんはアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』のシリーズ構成でも知られています。
『岸辺露伴は動かない』第7話「ホットサマー・マーサ」は、NHK総合で12月26日午後10時~10時54分に放送。第8話「ジャンケン小僧」は27日の同じ時間帯を予定しています。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
『岸辺露伴は動かない』あの豪邸は宿泊できる。1泊あたり21万4500円から