炭酸水でつくる自由なビール「ビアボール」が11月5日に販売開始。自分で作るビールなら「ホッピー」と何が違うの?ということで、実際に飲み比べてみました!
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。お酒は二十歳になってから。
ビアボールとホッピーの違いを徹底比較
2022年、サントリーより日本初の炭酸水でつくる自由なビール「ビアボール」が登場。7月に一部飲食店にて数量限定で先行発売となってから約半年、2022年11月15日(火)に家庭用小瓶が全国発売となりました。
SNSで「ビアボール」の反応を見てみると、、、
・ホッピーと何が違うの?
・ホッピーでよくない?
・つまりホッピーでしょ。
など、「ホッピー」の文字が多数!
そんなにもホッピーに似ていると話題なのであれば、飲み比べてみるしかない!ということで、今回はビアボールとホッピーを徹底比較していきたいと思います!
ビアボールとは?
まず、ビアボールとはどんなお酒かと言いますと、アルコール度数16%という、ビールの“原液”のような濃厚ビールを、たっぷりの氷と好きな量の炭酸で割って楽しむという新しいビール。
濃いめや薄めの調整はもちろん、割りものを変えてビアカクテルのようにも自由に楽しめるのが最大の魅力です。主原料は、ビールと同じく「麦芽、ホップ」。酒税法に基づくアルコールの種別も「ビール」に分類されます。
つまり、濃いビールを炭酸で割るのが「ビアボール」。
ホッピーとは?
割って楽しむビール風飲料として馴染みの深い「ホッピー」は1948年に販売開始。
焼酎などの比較的度数の高いお酒にホッピーを入れることでビール風を楽しめるというもので、ホッピー自体のアルコール度数は0.8%なので種別は「炭酸清涼飲料水」となり、酒税法ではアルコールに分類されません。ホッピーの特徴としては「低カロリー」「低糖質」「プリン体0」があげられます。
焼酎などのアルコールをビール風飲料で割るのが「ホッピー」。ここがビアボールとの大きな違いですね。
飲み比べるために
さて、実際に飲み比べてみようと、材料を準備しました。
【ビアボール】
・ビアホール
・炭酸
【ホッピー】
・ホッピー(白)
・キンミヤ焼酎
同じグラスに同じ量の氷を入れています。
できるだけ同じ条件に揃えたいので、どちらもアルコール度数が約4%になるよう作っていきます。液体によって比重が違うので正確ではありませんが、計量カップでは細かく測れないので、今回は手軽に測れるキッチンスケールにて計量する形をとりました。(そして、それも1gほどブレていますが:苦笑)
【ビアボール】
炭酸水3:ビアボール(16%)1
=炭酸水75ml:ビアボール(16%)25ml
【ホッピー】
焼酎(20%)1:ホッピー4
=焼酎(20%)20ml:ホッピー80ml
(記事を書くときに気づいたのですが、ホッピーのアルコール度数0.8%を計算に入れるのを忘れていますね・・・誤差ということで多めに見ていただけると嬉しいです:汗)
味の違いは?
さて、気になる味の違いを確かめるべく、飲み比べてみましょう!
まずは、馴染みのあるホッピーから。
飲んだ瞬間にふわっと口に広がる苦味と麦の香り。今回は氷入り&少し薄めなこともありますが、すっきりしていて飲みやすくごくごく飲める安定の味ですね。焼酎ベースなのでアルコール感は焼酎らしさがあり、喉がカッと熱くなる感じです。
続いて新登場のビアボール。
・・・ふふ、めっちゃビールやん。口に入れた瞬間の香りと味はもちろん、飲んだ後の苦味や鼻を抜ける香りにいやらしさがなくビール本来の味が楽しめます。氷が入っていることと、4%にまで薄めるとかなりスッキリ感が増しているのでプレミアム系の濃厚ビールのような重さはありませんが、サラッとした口当たりはビアホールで飲むホワイトビールのような軽やかさと華やかさです。
やはり、ホッピーは「ビール風飲料」、ビアボールは「ビール」という種別がしっくりくる味の違いでした。もちろん、人により好みはありますが、個人的にはビールらしいビアボールの方が好きな味でした。
ここまでは、あくまで“味”です。やっぱり家で飲むとなると気になるのはコスパを含めた部分ですよね。ということで、コスパ比較していきます!
コスパがいいのはどっち?
ビアホールとホッピー、コスパがいいのはどちらでしょうか。
実際に近所のスーパーで購入にかかった価格は以下の通り。
・炭酸水(1l) 88円
・ビアボール(334ml) 678円
・金宮焼酎(90ml) 94円
・ホッピー(330ml) 138円
※価格は全て税抜きです
では、同じ4%の飲み物を100ml作る場合にかかる金額は?
【ビアボール】
炭酸水75ml:ビアボール25ml
=炭酸水6.6円+ビアボール50.7円
=57.3円/100ml
【ホッピー】
焼酎20ml:ホッピー80ml
=焼酎20.8円:ホッピー33.5円
=54.3円/100ml
驚くことに、ほとんど変わらないという結果に・・・計算あってますよね・・・(不安)。いや、ホッピーに使う焼酎を1.8Lパックにしたりアルコール度数25%のものにしたり、ホッピーはさらに安く作れますよね。
例えば「金宮 25° 1.8Lパック」は1,280円(カクヤスネット価格11/25現在)、アルコール度数が25%になるので約4%になる、1:5で作ったとしたら・・・
焼酎(25%)16ml:ホッピー84ml
=焼酎11.3円:ホッピー35.1円
=46.4円/100ml
これだと、かなりお安く飲むことができます!
まとめ
「ビアボール」と「ホッピー」どちらも自分で好きな濃さに調整できるのが楽しいポイントのお酒。濃さだけじゃなくビアボールはジンジャエールなど味のある炭酸系飲料と合わせてもおいしいですし、ホッピーは梅酒やリキュール類と合わせても良い。となってくると、飲み方によってコスパも変わってきますね。
それぞれが100mlあたり50円前後だったと考えると、ビールの味を感じたいのであれば350ml缶で150円前後(100mlあたり約42円)の第3のビールたちがコスパとしてはかなりいいなというのも頭をチラつきます(笑)。
炭酸水でつくる自由なビール「ビアボール」、お酒の新しい楽しさを広げてくれるものなので、「ホッピー」など今までのお酒と共に、いろいろ試してみて楽しんでみてはいかがでしょうか。もちろん、お酒は楽しく、ほどほどに。で。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。お酒は二十歳になってから。
参考:
ホッピービバレッジ株式会社
ビアボール | サントリー
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ビアボールとホッピーの違いは!? 味やコスパなど実際に飲み比べてわかったこと