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イギリスを拠点に活動する覆面アーティスト、バンクシーの作品が戦禍のウクライナに現れた。
絵が描かれたのは、首都キーウ近郊のボロディアンカにある、ロシアによる軍事侵攻によって破壊された建物の壁。
バンクシーは11月12日、「ウクライナのボロディアンカ」というコメントを添え、公式インスタグラムに写真を投稿。レオタードのようなものを着て、髪をひとつにまとめたバレエダンサーが逆立ちをしている絵が描かれている。
IndependentやThe Gurdianなどの複数の海外メディアによると、バンクシーがウクライナで活動をしているとの噂が広がったのは、ボロディアンカの崩壊した建物の壁に、子どもが柔道着を着た男性を床に投げ飛ばしている絵が見つかったからだという。
The Gurdianはこの絵について「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に似た男性が、少年との柔道の試合で、ひっくり返されている様子が描かれている」と伝えている。
ボロディアンカは、軍事侵攻が始まった初期にロシアによる攻撃を最も受けた町の一つで、町の建物の多くが破壊された。ロシアによる占拠は4月まで続き、現在は再建に向けて動いているという。
バンクシーが紛争地帯に足を運んだのは今回が初めてではない。イスラエルが建てたパレスチナとの分離壁に絵を描いたこともあった。
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バンクシーの新作が戦禍のウクライナに登場。「柔道家を投げる子どもの絵」も本人の作品か【画像集】