FBIが8月、トランプ前大統領のフロリダの邸宅「Mar-A-Lago(マー・ア・ラゴ)」から押収した書類から、外国の核戦力に関する機密文書が見つかったとワシントンポストが9月6日に報じた。どの国に関連する文書なのかは、明らかになっていない。
また同メディアは、関係者の証言として、FBIが押収した文書にアメリカの軍事作戦に関する最高機密も含まれていたと伝えている。
こういった機密情報は通常、大統領や一部の閣僚、高官など必要最小限の人しかアクセスできず、厳戒な警備体制の元で保管される。
次々と発見される機密文書
アメリカ政府は8月の家宅捜索以前から、トランプ陣営がホワイトハウスから持ち去った文書を調査してきた。
アメリカ国立公文書館は1月、マー・ア・ラゴで15箱分の政府関連資料を回収。さらに6月には、連邦捜査官が38の文書を押収した。
しかし捜査官たちは、監視カメラの映像やトランプ氏側近に対する取り調べから、他にも返還されていない文書があるという結論に至り、家宅捜査を行った。
その結果、今回の文書を含む100以上の機密文書が押収された。
ワシントンポストによると、警備体制の整っていないマー・ア・ラゴに機密文書が置かれていたリスクについて、国家情報長官が調査している。
さらに、トランプ陣営が違法に政府の文書回収を妨害しようとした可能性についてもFBIが調べている。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
トランプ邸で押収された機密文書に、他国の核戦力情報が含まれていた可能性