ただ、食べようと切ってみると、カットによって甘さに偏りがあったり、種も多くて食べにくい…と思った経験はありませんか?
実は、甘さを均等にし、種も取り出しやすくなるというカットのコツがあるそうです。上手なスイカのカット方法を、野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。
スイカがもっとも甘いのは中心部
カットの仕方で甘さが均等になるというのはうれしいですね。では、種はどのようにカットすれば取りやすくなるのでしょうか。
維管束(いかんそく)を確認してカット
スイカを横半分に切ってみると、中心から3本、放射状に渦を巻くように走っている繊維のようなものが見えます。
「この線が維管束です。スイカの種は、全体に均等にばらついているのではなく、維管束の周りに集まっているので、維管束の周辺ギリギリで切ると断面に種が集中することになります。多くの種が見えているので、簡単に取り出すこができるのです。
逆にお子さんなどのために、種が少ないカットを作りたい時には、維管束周辺をはずして切れば、あまり種のないカットができて、種を取る手間が大幅に省けます。そして維管束を確認しながら放射状に切っていけば、甘さも均等になります」(吉田さん)
スイカは夏の風物詩ですが、水分の多さやカリウムなどのミネラル類、シトルリンというアミノ酸などがバランスよく含まれたすぐれた食材といえます。この夏、上手にスイカをカットして、おいしく味わってみませんか。
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知ってる?スイカの上手な切り方。甘さが均等で、種が取りやすい