2022年上半期にハフポスト日本版で反響の大きかった記事をご紹介しています。(初出:4月15日)
2022年4月15日、東京ディズニーランドは39周年を迎えた。SNSでは、ハッシュタグを付けてパークでの思い出を振り返る投稿が数多く寄せられた。
開園当初の写真を載せるなど、時代の流れを感じさせるツイートもあった。
その中で、“あるアトラクション”に様々な反応が寄せられていて、存在自体を「知らなかった」という声がある。いったい、どのアトラクションなのか。
1983年のオープン以降、変化が多いのは「トゥモローランド」
東京ディズニーランドは1983年4月15日、千葉県浦安市にオープンした。日本で初めてのディズニーテーマパークだった。
年度別の来園者数の推移を見ると、初年度の来園者数は993万人だったが、確実にファンやリピーターを増やし、2013年度には東京ディズニーランドと東京ディズニーシー合わせて3000万人を超えるまでになった。
パーク内のアトラクションは時代とともに変わってきた。変化の多いエリアの1つがトゥモローランドだ。
オープン当初に存在したのは、以下の8つのアトラクション。
「スペース・マウンテン」、「グランドサーキット・レースウェイ」、「スタージェット」、「エターナル・シー」、「マジックカーペット世界一周」、「(ファンタジーランド行き)スカイウェイ」(※ファンタジーランド側からはトゥモローランド行き)、「ミート・ザ・ワールド」「スターケード」
このうち、現在も残っているのは「スペース・マウンテン」のみ。変遷を繰り返しながらオープン当初からは2つ減り、今は6つのアトラクションを中心にエリアが構成されている。
ロープウェイの存在「知らなかった」の声も…
SNSで注目されたのが、過去にパークにあった「スカイウェイ」というアトラクション。ファンタジーランドとトゥモローランドを結んでいたロープウェイだ。
公式サイトに掲載されているオープン当初のマップと現在のマップを比較すると、「スカイウェイ」は現在のファンタジーランドにある「美女と野獣エリア」付近を通っていたことが分かる。
さらに、マップ全体を比べてみるとアトラクションや施設も、39年の時を経て大きく変わっているのが一目瞭然だ。
Twitterでは「スカイウェイとか懐かしい」「祝・39周年 今はなき『スカイウェイ』のキャストやってました」「初めて行った日にはまだスカイウェイあった」などとロープウェイを懐かしむ投稿がある一方、存在を「知らなかった」という声もある。
「スカイウェイ」は1998年11月をもって終了していて、以降に生まれた人はリアルタイムではパークで楽しんだことがないはずだ。
「スカイウェイ」が終了した主な理由について、オリエンタルランド広報部はハフポスト日本版の取材に対し、「2000年にオープンした『プーさんのハニーハント』のアトラクション建設に向けた判断だった」と回答している。
ディズニーの生みの親、ウォルト・ディズニーはこんな言葉を残している。
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「ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう」
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東京ディズニーランドは来年、節目の40周年を迎える。2023年度には東京ディズニーシーに新テーマポート「ファンタジースプリングス」がオープン予定となっている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
東京ディズニーランドに開園当初あったロープウェイ。終了の理由は?昔のマップと比べて分かるパークの進化【2022年上半期回顧】