AppleのiPhoneシリーズは世界的に売れている人気スマホですが、折りたたみの分野ではサムスンに大きな差をつけられています。
この差がいつ埋まるのかについて、テック系メディア「9to5Mac」が最新のリークなどを取り上げています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:9to5Mac ,Samsung ,@mingchikuo ,MacRumors
サムスンは8月10日に、新たな折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip4」「Z Fold4」を発表する予定です。同社によれば、2021年には全世界で約1,000万台の折りたたみ式スマートフォンが出荷されたとのこと。これは、2020年と比べて300%の増加です。
しかし、Appleはこの分野でまだ動きをほとんど見せていません。「9to5Mac」によれば、数ヶ月前に折りたたみiPhoneやiPad向けの新型ディスプレイの開発が始まったというリークがあったものの、これはサムスンの「Galaxy Z Fold 3」で使用されているものと類似していたとのこと。
これについて、著名アナリストのミンチー・クオ氏は、折りたたみiPhoneは早ければ2025年に登場する可能性があると述べています。
同氏は2021年、Appleがこのモデルを2024年リリースに向け準備していると考えていたものの、その後計画は変更されたとのこと。クオ氏はまた、この折りたたみiPhoneは、実際にはiPadとのハイブリッドになるかもしれないと考えています。
私は昨年のレポートで、Appleが早ければ2024年に折りたたみ式iPhoneを発売すると予想しましたが、現在ではこの予想を修正する必要があることは明らかです。Appleは、早ければ2025年に最初の折りたたみ式製品を発売する可能性があり、それは折りたたみiPadか、iPadとiPhoneのハイブリッドになるかもしれないと予想しています。
ディスプレイ業界に詳しいアナリストのロス・ヤング氏も、折りたたみ式iPhoneの登場は2025年になるとしています。ただし同氏はより懐疑的な見方で、Appleがこの市場への参入を急ぐことはないとも述べました。
私たちは、サプライチェーンの関係者と協議した結果、アップルが折りたたみ式スマートフォン市場に参入するという予想を2年遅らせて2025年にしました。同社は折りたたみ式スマートフォン市場への参入を急いでいるようには見えず、それ以上の時間がかかる可能性すらあります。
ヤング氏はまた、Appleが20インチ前後の折りたたみディスプレイを搭載した、ノートPCに関心を示しているとのべています。しかし、その時期は2025年よりも遅く、2026年か2027年になる可能性があるとのこと。
これらの予測が正しければ、Appleはサムスンと比べ、折りたたみ市場で6年以上の遅れをとることになりそうです。ただし、Appleは折りたたみ分野よりもAR/VR分野に注目しており、2023年には初の製品が発売されると噂されています。
オリジナルサイトで読む : AppBank
Appleはサムスンに「6年遅れ」折りたたみiPhoneはいつ登場するのか?