ロックのレジェンドとして知られる、ギタリストのカルロス・サンタナ氏が7月5日、アメリカ・ミシガン州で開催されたコンサートの最中にステージで倒れた。
公式ウェブサイトは、倒れた理由を熱中症と脱水症状と発表した。サンタナ氏はこの日、デトロイトの約40マイル北西に位置するクラークソンにある屋外の円形劇場でコンサート中だった。
マネージャーのマイケル・ブリオニス氏は「容体を観察するために救急科に搬送されたものの、体調は問題ない」と発表した。
SNSには、ステージから運ばれるサンタナ氏が、ファンに向かって片手を上げる様子も投稿されている。
サンタナ氏もFacebookで「元気にしている」とコメント。「飲食を忘れて脱水症状になり、倒れた」と説明している。
しかし、6日に予定されていたコンサートは延期された。サンタナ氏は2021年12月心臓手術を受けた後にも、コンサートを中止している。
2022年1月にステージに復帰したものの、2月には自身を含めたバンドメンバーが新型コロナウイルスに感染し、再度キャンセルを余儀なくされた。
サンタナ氏はメキシコ出身で、7月20日に75歳になる。
自身の名前を冠したバンド「サンタナ」を率いており、最も偉大で革新的なギタリストの1人と考えられている。
彼の名前を一躍有名にしたのは、1969年のウッドストック・フェスティバルのパフォーマンスだ。初期のヒット作「ブラック・マジック・ウーマン」「僕のリズムを聞いとくれ 」「イーヴル・ウェイズ」などは、クラシックロックラジオの定番曲になっている。
また、イギリスのギター雑誌Total Guitarの「史上最高のギタリスト100人」で11位にランクインしているほか、グラミー賞を10回受賞。1998年には、ロックの殿堂入りを果たした。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ロックのレジェンド、カルロス・サンタナがステージで倒れる「飲食を忘れた」とコメント