西日本からヒノキ花粉も本格飛散の季節が終了してきていますが、花粉症のみなさん、最近症状はいかがですか?
今年はなんだかちょっと花粉の症状が長引いてる気がするという声もあり、実際の飛散数とみなさんの症状に注目してみました。
東京都 ヒノキ花粉の飛散ピークは例年より遅めに
東京都健康安全研究センターのダーラム観測によると、今年は3月25日頃からヒノキ花粉の飛散が増えましたが、その後一旦飛散量は減少して、再び4月5日頃から増加傾向にありました。
花粉は晴れて気温が高い日の方が多く飛ぶ傾向にあります。天気や気温に注目してみてみると、花粉の飛散が抑制された3月末から4月はじめは雨が降ったり、気温が低くなったりするタイミングと重なっており、その後の気温の上昇によって大量飛散となりました。グラフは都内12箇所の平均値(4/12〜18日は多摩エリアのみの平均)です。
また、東京都のヒノキ花粉の飛散量過去5年平均と比べると、今年はヒノキ花粉の飛散ピークが1週間ほど遅かったことがわかります。
花粉症の症状 長く感じている方も
ウェザーニュースのアプリユーザーで花粉症のみなさんに、今シーズンの花粉を感じている期間はどうか?調査を行いました。(調査日:4月19日〜20日、回答数:6,415人)
その結果、広範囲で「例年通り」の回答が50%前後で最多でしたが、「長い」と感じる方も関東では16%ほどいらっしゃいました。東京都ではヒノキ花粉の飛散ピークが1週間ほど遅れたこともあり、長いと感じているのかもしれません。
関東のヒノキ花粉の季節もまもなく終了
仙台など東北では、花粉の飛散が多い日が続きますが、東京を含む東日本や西日本では、すでに飛散のピークは越えて徐々に減少傾向となっています。まだ時々、多く飛ぶ日はあるものの、大量飛散はなく、東京などもまもなく本格飛散シーズンの終了の見込みです。
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