日本時間3月28日に行われている第94回アカデミー賞の授賞式で、俳優のウィル・スミスが壇上にあがり、プレゼンターのクリス・ロックの頬を平手打ちする一幕があった。
いったい何が起こっていたのか?
「妻の名前を口にするんじゃない」
ウィル・スミスは『ドリームプラン』で主演男優賞にノミネートされており、妻のジェイダ・ピンケット・スミスと授賞式に参加していた。
長編ドキュメンタリー映画部門で、プレゼンターのクリス・ロックが、妻のジェイダの髪型を揶揄するジョークを言うと、スミスは壇上に上って、ロックの頬を平手打ちした。ロックは呆然とした様子で立っていた。
スミスはステージを降りると席に戻りながら、ロックに向かって、「妻の名前を口にするんじゃない」などと強い口調で叫び、その後も放送禁止用語を口にしていた。
※下記の動画は平手打ちのシーンが含まれています。
Here's the moment Chris Rock made a "G.I. Jane 2" joke about Jada Pinkett Smith, prompting Will Smith to punch him and yell, "Leave my wife’s name out of your f–king mouth." #Oscarspic.twitter.com/kHTZXI6kuL
— Variety (@Variety) March 28, 2022
その後ロックは、「『G.I. Jane』のジョークだったんです」などと弁明。
「ウィル・スミスにやられました」「テレビ史上、最高の場面でしょうか」などとコメントしていた。
ジェイダは脱毛症を公表しており、髪が抜けたり薄くなったりするヘアロスと闘っていることを2021年末に明かしていた。映画『G.I. Jane』では、登場人物が自分の髪を剃るシーンがある。
マイクも、スミスがロックの頬を打つ音をひろっており、突然の出来事に会場は騒然とした様子に。ネット上でも多くの人々が言及しており、議論を呼んでいる。日本で中継していたWOWOWでは、一時映像と音声が途切れて放送されなかった。
この騒動のあと、スミスは主演男優賞を受賞した。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ウィル・スミス、脱毛症の妻を揶揄されクリス・ロックに平手打ち。突然の出来事に場内も騒然【アカデミー賞2022】