通行人に2匹の犬をけしかけられたバディという名前の猫が、重傷を負いながらも、回復のための闘いを続けている。
バディの治療をしているペンシルバニア州動物虐待防止協会(PSPCA)は3月24日、Facebookにこの黒猫の写真を投稿。
「バディは頑張り続けています。予断を許さない状態ですが、私たちは慎重ながらも希望を持っています」と説明した。
監視カメラの映像(モザイクがかけられていますが、暴力的なシーンが含まれます)には、通りがかった2人の人物が、連れていた犬のヒモを手放し、バディにけしかける様子が映っている。
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The Pennsylvania SPCA is asking for the public’s help identifying two individuals who appear to be responsible for an intentional dog attack on a family’s cat in the city’s Frankford neighborhood this morning. pic.twitter.com/tBvTJJOTiL
— Pennsylvania SPCA (@PSPCA) March 22, 2022
攻撃している間、この人物が犬に向かって「いい子だ!」と叫ぶ声も残っている。その後、家の中から人が出てきて、犬を止めようとした。
PSPCAによると、この攻撃でバディは命にかかわる大怪我をした。
PSPCA広報のジリアン・コッヘル氏は、「バディの容態を安定させるためにできる限りのことをしている」とハフポストUS版に説明した。獣医がバディの痛みを軽減し、心地よく過ごせるようにしているという。バディは身体中に怪我をしているものの、内出血や骨折は確認されていない。
犬をけしかけた2人の人物はまだ見つかっていない。逮捕された場合、動物闘争と加重虐待の重罪容疑で起訴される可能性があるという。
As the attack continued, a person or persons can be heard on the video encouraging the dogs to continue attacking the cat until a resident of the property comes out to intervene on behalf of the cat.
Buddy sustained life-threatening injuries and was transported to the PSPCA. pic.twitter.com/kK2TkFPCHs
— Pennsylvania SPCA (@PSPCA) March 22, 2022
大怪我をしているにも関わらず、バディの人懐っこい性格は、PSPCAのスタッフたちを魅了している。
「今のところ私たちが言えるのは、バディは本当にいい猫だということです」とコッヘル氏は説明する。
「あごをなでてもらうのが好きで、頭を寄せてきます。時間とともに、もっと性格がわかるでしょう。私たちは、すべてうまくいけば未来は明るいと信じています」
バディはもともと野良猫だったが、近所の家族が去勢手術をした。しかしバディが家の中で暮らすのを嫌がったために、ポーチに食べ物と水を置いて世話をしていたという。
コッヘルさんは、家族はとてもよくやっていたものの、バディが回復した場合は新しい飼い主を探すことになるだろう、と説明する。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
猫は逃げずに反撃した。通行人に犬をけしかけられるも立ち向かい、病院で闘い続ける