ウクライナの南部にある港町マリウポリがロシアの集中的な攻撃により廃墟になっている様子が衛星写真により観測された。22日、米国の衛星企業であるマクサテクノロジーは撮影されたマリウポリの様子を公開した。空から映されたマリウポリはロシアの空爆により都市全体が破壊され黒く焦げているのはもちろん、所々煙が上がっているのも確認できる。
ウクライナのゼレンスキー大統領は「マリウポリには何も残っていない、廃墟だ」と語った。
ロシア軍は先月24日開戦以後これまでマリウポリを集中攻撃してきたが、これは南部の戦略的要衝地だからだ。
マリウポリはウクライナ東部の親ロシア反軍の占領地と2014年ロシアがウクライナから武力で併合したクリミア半島を結ぶ要衝地だ。ロシアがマリウポリを占領すればクリミア半島とドンバス地域を結ぶ陸路回廊が完成するため、マリウポリは開戦前からロシア軍の最優先戦略目標に選ばれてきた。
特にマリウポリ周辺を包囲したロシア軍は20日、ウクライナ軍に兵器を捨てて都市を去るよう最後通告したが、ウクライナは降伏を拒否し、交戦を続けている。 問題は、この過程で市民が生死の境にあるという点で、すでに数千人の民間人が逝去したという確認されていない報道も出ている。
ゼレンスキー大統領は「現在マリウポールで10万人ほどの市民が避難をできずに、足止めされている。彼らは食べ物と水、薬もなしにロシア軍の砲撃と爆撃に耐えている」と述べた。
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ロシア軍の攻撃で廃墟になったマリウポリの衛星写真・・・・