ウクライナ海軍は3月24日、南部の港湾都市ベルジャンスクに停泊していたロシアの揚陸艦を沈めたと発表した。この攻撃により、ロシア軍の物資補給を阻んだという。
攻撃を受けたのはロシアの大型揚陸艦「オルスク(Orsk)」だ。
ウクライナ海軍は、この揚陸艦から火が上がる様子を捉えた写真や動画をソーシャルアカウントで公開した。
動画には、オルスク以外にも少なくとも2隻の船で小規模火災が発生し、港を離れる様子が映されている。
ベルジャンスクは、マリウポリの西側約45マイル(約72キロメートル)の場所に位置する、アゾフ海に面した都市だ。
ニューヨークタイムズによると、ウクライナのハンナ・マリャル副国防相は24日、「ベルジャンスクで破壊された船は、最大で20の戦車、45の装甲兵員輸送車、400人のパラシュート部隊が輸送可能だった」と声明で発表した。
さらにAP通信は、ウクライナ当局発表の情報として「オルスクとともに2隻の船が損傷を受けたと発表した」と報じている。この発表によると、オルスクが沈没した際に3000トンの燃料タンクも破壊され、火災が発生して近くの弾薬に燃え広がった。
ベルジャンスクの港は、ウクライナ侵攻が始まった直後にロシア軍に制圧された。街の広範囲が被害を受けているものの、ロシア軍の完全掌握に対して抵抗を続けている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「ロシアの揚陸艦を撃沈した」とウクライナが発表。物資補給を阻んだか