ウクライナ東部の親露派「攻撃受けた」
【モスクワ=小野田雄一】ウクライナ東部の一部地域を実効支配する親ロシア派武装勢力は17日、同日早朝にウクライナ軍による砲撃を受け、反撃したと発表した。複数の露主要メディアが伝えた。ウクライナ情勢をめぐる緊張が続く中、東部の戦闘が激化すればロシア軍に介入の口実を与える恐れがある。
親露派の主張によると、砲撃は17日午前5時半ごろ始まり、約2時間続いた。9つの集落が攻撃され、被害状況を確認中だという。インタファクス通信によると、ウクライナ政府側は同日、「16日に親露派側から攻撃を受けた」とした。
ウクライナ情勢をめぐって米国は、ロシアがウクライナ侵攻の口実とするため、親露派への攻撃をでっち上げる「偽旗作戦」を行う恐れがあると警戒してきた。ロシアも、米国やウクライナがロシアを戦争に引き込むための軍事挑発を行う可能性があると主張し、相互不信が強まっている。
ウクライナでは2014年の親露派政権崩壊後、東部のドネツク、ルガンスク両州でロシアの軍事支援を受ける親露派と政府軍が交戦状態となり、計約1万4千人が逝去した(東部紛争)。親露派が両州の主要地域を実効支配している。
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/8428346d7d0cebf67866be9191bd873b4dac828a&preview=auto
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