助かってよかった…!
電線に取り残され、感電死の危険にさらされたナマケモノを助けた救出劇の映像が話題になっている。
撮影されたのは、南米・コロンビアのアンティオキア地方。BBCによると、一匹のナマケモノが電柱に上った後、電線にぶら下がり降りられなくなってしまった。
目撃した近隣住民がナマケモノの感電死を心配し、地元の公共サービス会社に連絡して救出するよう求めた。
Live wires aren't the wisest place for a sloth to hang around – thankfully maintenance were able to come to the rescue 🦥https://t.co/GYpvKW8GWnpic.twitter.com/7XQNOsWrDX
— BBC News (World) (@BBCWorld) February 16, 2022
現場を捉えた映像を見ると、命綱を装着した作業員とみられる人がナマケモノに向かって両手を伸ばし、自分の方に寄るよう呼びかけている。
しかし、ナマケモノは警戒しているのか、作業員をじっと見つめるだけで近寄ろうとしない。
そこで作業員が使ったのがデッキブラシだ。
ナマケモノに向かって棒を伸ばし、ブラシ部分をつかまらせ、ゆっくりと自分の方に引き寄せた。
20分間にわたる救助活動の末、このナマケモノは無事に電線から下ろされ、野生に戻されたという。
ネット上では「かっこいい!」「この可愛いナマケモノを助けてくれてありがとう!」など、“ヒーロー”を称賛する声が上がっている。
いつも眠ってばかりのイメージが強いナマケモノ。どんな特徴があるのか?
高知県立のいち動物公園の公式サイトによると、ナマケモノは他の動物に比べ、体に備わる筋肉が少ない。そのため、大きなエネルギーを必要とする激しい動きが苦手で、エネルギー節約のため動かず眠るのが「効率的」としている。
さすがのナマケモノも、生死を分けるピンチの時には必死にブラシにつかまり、機敏に動くようだ。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ナマケモノ、電柱に取り残され感電死のピンチ ⇒ 救出劇が心温まる