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「挑戦じゃないことなんて存在しない」羽生結弦が語った“挑む”ということ

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北京オリンピックフィギュアスケート男子シングルに出場し、4位だったものの「クワッドアクセル」が初めて認定された羽生結弦選手が14日、北京で記者会見を開き、自身にとって「挑戦」とは何かを語った。

会見に臨む羽生結弦選手  (Photo by Fred Lee/Getty Images)

羽生選手は五輪3連覇を目指しフィギュアスケート男子シングルに出場し、結果は4位だったものの、4回転半ジャンプ=クワッドアクセルが初めて認定されていた。この日はフリーの演技以来、練習に姿を見せ、日本時間午後6時半からの記者会見に臨んだ。

会見で「挑戦とは何か」を問われた羽生選手。「きっと、僕だけが特別なのではない」と切り出し、「何一つ挑戦じゃないことなんて、存在しない」と自身の考えを明かした。

まず羽生選手は「きっと別に僕だけが特別だとは何も思ってなくて、別に王者だったからとかじゃなくて、みんな生活の中で何かしら挑戦してるんだと思います」と切り出した。そして「それが大きいことだったり、目に見えることだったり、報道されることだったり。それだけの違いだと僕は思っていて、それが生きるって事だと僕は思います」と言い切った。

そして、五輪2連覇中のディフェンディグ・チャンピオンだったことから「守ることだって挑戦なんだと思うんです。だって守る事って難しいなって思いますし、大変なんですよ、守るって。だって家族を守ることだって大変だと思いますし、何かしらの犠牲だったり時間が必要だったりもしますし」と話した。

「何一つ挑戦じゃないことなんて、存在してないんじゃないかな」と羽生選手。

 「それが僕にとって4A(クワッドアクセル)だったり、このオリンピックというもので繋がっていたり。ただそれだけだったなぁと。だから僕も挑戦をすごく大事にしてここまできましたけど、皆さんも何かちょっとでもいいから『自分挑戦していたんだなあ』とか『羽生結弦はこんなに褒めてもらえてるけど実は褒められることなのかな』って、自分のことを認められるきっかけになっていたら嬉しいなって僕は思います」と締めくくった。

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