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『メガネ先輩』のいま。カーリング韓国代表のキム選手、産後復帰して臨んでいた【北京オリンピック】

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北京オリンピックのカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」が2月14日夜、韓国と対戦する。

4年前の平昌オリンピック準決勝、延長戦にもつれ込む激戦の末に敗れた相手との一戦。当時、スキップの「メガネ先輩」ことキム・ウンジョン選手の気迫あふれるプレーにも注目が集まった。

韓国は今大会も、キム選手が率いる「チーム・キム」こと「慶北体育会」が出場。キム選手のいまや、ここまでの歩みを紹介する。

キム選手は今大会、産後復帰した選手として臨む。

平昌オリンピック後にスケートコーチと結婚し、2019年5月に第一子を出産した。その後は競技に復帰し、「チーム・キム」のひとりとして北京オリンピックの切符をつかんだ。

トップレベルで戦う女性アスリートで、産後に競技復帰する選手は限られている。

キム選手は、korea joongang dailyの取材に「韓国の女性カーリング選手、そして全ての韓国の女性に、私たちは子供を授かった後も同じようにできるんだというメッセージを送りたい」と思いを語った

子どももさっそくカーリングに興味を示しているようで、キム選手は2021月7月、息子とリンクに立つ様子を投稿。微笑ましい姿が映っている。母親の手を借りながら、2歳でストーンを巧みに操り、才能の片鱗を感じさせる。

平昌オリンピック後の騒動を経て

平昌オリンピックで銀メダルに輝いたキム選手ら韓国代表チームだったが、北京オリンピックまでの道のりは紆余曲折だった。

平昌大会後の2018年11月、彼女たちはチーム監督のパワハラを告発

暴言を浴びせられたり練習をさせてもらえなかったりしたほか「選手に支払われるべき大会賞金が支払われなかった」などと訴えた。

これに対して監督側が声明を発表。賞金の支払いについては、練習や大会参加の費用としてチーム名義の口座で管理していたと説明し、「国の代表として支援を受け、練習目的で参加した大会の賞金を選手と指導者が個人的に使うのは不適切だと考えた。選手にも知らせた」と反論した。

YONHAP NEWSによると、パワハラの告発を調査した韓国のスポーツ当局は、監督側の主張を退け、選手側の訴えが正しかったと結論づけた。これを受けて韓国のカーリング協会は2020年11月、監督側を永久追放処分とした。

この騒動を経て、再出発を切った「チーム・キム」。平昌大会後は数年、他のチームに韓国代表の座を明け渡していたが、また代表に返り咲いた

北京オリンピック出場枠は10カ国。2021年末のオリンピック最終予選でラトビアを下し、最後の1枠を掴んだ。

大会ではこれまで5試合を終えて2勝3敗。

日本との対戦は14日午後9時5分(日本時間)から始まる。

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