原泰久さんの大ヒット漫画を実写化した『キングダム2 遥かなる大地へ』に、俳優の清野菜名さんが羌瘣(きょうかい)役で出演することが2月1日、公式サイトで発表された。
清野さんは「撮影では、生きるか死ぬかの緊迫した激しいシーンも多く、生き延びる為、一生懸命戦いました」と力のこもったコメントを寄せた。
清野さんは撮影にあたって、剣捌きを何カ月も練習したといい、下村勇二アクション監督いわく「アクション練習というよりは修行に近かった」。
修行の結果、「普通の俳優では到達できないレベルまで動けるようになり、清野さん以外は誰も演じることの出来ない実写オリジナルの羌瘣が誕生した」といい、その演技とアクションに期待が高まる。
前作に引き続き、主人公の信(しん)役を山﨑賢人さん、嬴政(えいせい)役を吉沢亮さん、河了貂(かりょうてん)役を橋本環奈さん、王騎(おうき)役を大沢たかおさんが務める。
清野さんの所属事務所もInstagramアカウントで、出演を報告。「羌瘣でございます..((((ガクブル なんたる光栄。。」「感無量であります、生きててよかった」と興奮した様子で伝えた。
■映画「キングダム」とは?
原泰久の累計発行部数8400万部の人気漫画「キングダム」が原作の映画。
作品の舞台は中国の春秋戦国時代。下僕から兵士になり大将軍を夢見る「信(しん)」と後に始皇帝となる「嬴政(えいせい)」が出会って、中華統一を目指す物語だ。2019年に公開された映画「キングダム」は、興行収入57.3億円を突破するなどヒットを記録した。
『キングダム2 遥かなる大地へ』 は、2022年夏に公開予定だ。
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清野菜名さん、原作者の原泰久さん、松橋真三プロデューサー、佐藤信介監督、下村勇二アクション監督のコメント(全文)は、以下のとおり。
清野菜名さん
「『キングダム2 遥かなる大地へ』 羌瘣役で出演します。生きる目的は復讐。仇を取るため緑穂(りょくすい)と共に何ヶ月も剣捌きの練習をしました。目標は羌瘣の舞の様な独特なリズムで敵を薙ぎ倒していく『人間離れした動き』。それを常に意識しながらアクション部の皆さんと身体の細部まで一から作り上げていきました。撮影では、生きるか死ぬかの緊迫した激しいシーンも多く、生き延びる為、一生懸命戦いました。思い出すだけで目の奥が熱く戦闘モードになりそうです。格好良い羌瘣を目指して挑みましたので楽しみにして頂けると嬉しいです!」
原泰久さん
「『キングダム2』にて、ようやく羌瘣の登場です。原作では特殊な剣技で漫画的強さを披露する羌瘣。演じられるのは本当に大変だと思いましたが、卓越した身体能力の持ち主の清野さんのアクションは、まさに羌瘣そのものでした。ドラマ部分でも、後半は羌瘣が出てくるだけで涙が溢れました。早く皆さんにもスクリーンで観ていただきたいです」
松橋真三プロデューサー
「羌瘣に相応しいのはそのルックスだけでなく、今まで見たこともないアクションに挑むために持っていなければならない身体能力の高さと素養が必要です。さらに、キャラクターの持つ哀しみを表現できる高い演技力も求められます。
大人気キャラクターですのでプレッシャーも相当と思われましたが、全てをはねのけてファンを納得させられるのは、清野さんしかいないと思いました」
佐藤信介監督
「清野さんには、無表情の中からも、秘められた物語が感じられました。静かな微笑みの中から、哀しみが感じられました。暗殺者、羌瘣の闇に包み隠された哀しみ、厳しさ、強さ、そうしたものの奥にたぎる情熱を、静かに、時に目にもとまらぬスピードを伴って表現された。それでいてどこか、そこはかとない愛らしさがあって、信がそう願ったように、いつかまた会いたいと思ってしまう。思い描いていた羌瘣が、目の前に居ました」
下村勇二アクション監督
「蚩尤である羌瘣が使う暗殺術がただの剣術アクションにならないように、古武術やウエイブなどの身体操作を取り入れ説得力ある動きを目指しました。清野さんはアクションセンスが本当に素晴らしく、ポテンシャルの高さを感じました。アクション練習というよりは修行に近かったですね(笑) 結果、普通の俳優では到達できないレベルまで動けるようになり、清野さん以外は誰も演じることの出来ない実写オリジナルの羌瘣が誕生したと思います」
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清野菜名さん、映画『キングダム2』に出演。所属事務所が歓喜「感無量であります、生きててよかった」