全身が真っ白な4羽と、サングラスをかけているように見える2羽。
那須どうぶつ王国( @nakprstaff )が投稿した、ニホンライチョウの写真が話題だ。
オス2羽、メス4羽のライチョウ。
サングラスかけてるように見えるのがオス、かけてないのがメスです!#雷鳥#ニホンライチョウ#rockptarmigan#那須どうぶつ王国https://t.co/8qhjg8orOepic.twitter.com/6lkhZUjbm4— 那須どうぶつ王国 (@nakprstaff) January 11, 2022
写真では全体の3分の1の2羽が、サングラスをかけているように見えます。
理由を聞いたところ、飼育員は「オスは、目元が黒くなるんです」と説明する。
飼育員によると、那須どうぶつ王国で飼育しているのは計6羽。
ニホンライチョウは国の特別天然記念物に指定されており、環境省と協力して、野生復帰を目指して育てているため、普段は一般公開していないという。
Twitterで反響が広がっていることについて、広報担当者は「ライチョウのツイートはいつも、いろんな人に拡散してもらえる。普段なかなか見る機会の少ないライチョウに興味を持つきっかけになれば嬉しい」と話す。
ライチョウの豆知識
飼育員によるとニホンライチョウはライチョウの中で、一番南に生息しており、海外の生体と、大きな違いがあるという。
まず、1年間で羽が生え変わる回数だ。
海外に住むライチョウは年に2回だが、ニホンライチョウは3回。四季に合わせて、春夏、秋、冬と3通りの保護色があるようだ。
【那須どうぶつ王国は臨時休園】
美人さん♪#ニホンライチョウ#ライチョウ#那須どうぶつ王国#nasuanimalkingdom#nasu_animal_kingdom#休園中の動物園水族館#grouse#ptarmiganhttps://t.co/HgpbQcpSo6pic.twitter.com/GYolkKTP62— 那須どうぶつ王国 (@nakprstaff) May 6, 2020
また、人が近づいた時の反応も決定的に違う。
海外のライチョウはすぐに逃げるが、ニホンライチョウは人を恐れないという。
背景として、日本では昔、高い山には神様がいると信じられていたことが大きい。山に住んでいたライチョウは神様の鳥だと言われ、大切にされてきたため、人間に嫌なことをされた記憶がなく、人間から逃げる必要がない暮らしをしてきた。
反対に海外では、人に捕まると食べられてしまうため、飼育員は「DNAレベルで逃げるようになっているのでは」と分析する。
8月3日に中央アルプスからやってきたライチョウ家族(母親と雛6羽)は、みんな元気にしています!#那須どうぶつ王国#ニホンライチョウpic.twitter.com/5YgyfkzU86
— 那須どうぶつ王国 (@nakprstaff) September 2, 2021
中央アルプスからやってきた #ライチョウ の母親と雛たちは、9月1日に初めて野生復帰順化施設の屋外放飼場に。
初めての環境に警戒していましたが、ゆっくり出て行きました。
そして保全の森のライチョウたち‼元気していますよ♪
☆クラウドファンディング実施中☆https://t.co/ApNyxLwM1ypic.twitter.com/y8sCzJmZdB
— 那須どうぶつ王国 (@nakprstaff) September 3, 2021
【和菓子 ライチョウ】
ふわっとした和菓子「ライチョウ」
いや、本物のニホンライチョウです。#生きてます#生き物です#那須どうぶつ王国#nasu_animal_kingdom#nasuanimalkingdom#保全の森https://t.co/xigP4qlWk4pic.twitter.com/AQM3O4f1iX— 那須どうぶつ王国 (@nakprstaff) December 14, 2020
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ライチョウの3羽に1羽が「サングラス」をかけている写真。どうして?豆知識、聞いてみた