世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するライアン氏は1日、新型コロナウイルスの
新変異株「オミクロン株」の出現を受けて、日本が導入した外国人の新規入国を原則停止する
措置について「ウイルスは国籍や滞在許可証を見るわけではない」と述べ、「疫学的に理解困難だ」と批判した。
ライアン氏は、ウイルス検査や入国後の隔離で、旅行者によるウイルス拡散の可能性を下げられると強調。
自国民か否かで判断するような対応は「矛盾しており、公衆衛生上の観点からも論理的とはいえない」との見解を示した。
WHOは、渡航の一律禁止に関し「国際的な感染拡大を防げない上、人々の生活に多大な
負担がかかる」と否定的な見解を示している。
一方、オミクロン株の感染力について、WHO技術担当責任者のバンケルコフ氏は1日、
「数日以内に、より多くの情報を得られると予想する」と指摘した。情報の詳細は明らかにされなかったが、
デルタ株との比較などが考えられる。
WHOによると、1日時点でオミクロン株の感染は少なくとも23カ国で報告されている。
https://www.sankei.com/article/20211202-OZGL3NLULFJ5RIFUMVGXQV6OO4/
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WHO「北京五輪直前にオミクロンごときで鎖国するな。入国規制解除しろ!中国から怒られるだろ!」