『ハリー・ポッター』シリーズの映画化第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』公開から20年。
2022年の元旦には、特別番組『Harry Potter 20th Anniversary: Return to Hogwarts(原題)』がアメリカのHBO Maxで配信。主人公を演じたダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、トム・フェルトンらが再集結することも話題になっています。
当時まだ10代だったハリー、ハーマイオニー、ロン、そしてマルフォイを演じた俳優は30代になった今、どんな成長を遂げたのでしょうか。近年の活躍を、写真とともに振り返ります。
ハリー役:ダニエル・ラドクリフ
主役のハリー・ポッター役を演じたダニエル・ラドクリフは、現在32才。
シリーズ最終章の「死の秘宝」が公開されたのは2011年。以降は、映画や舞台、ミュージカルなどで幅広く活躍しています。
近年の出演作では、『スイス・アーミー・マン』で「死体」役を演じるなど風変わりな役に数多く挑戦。その理由について、ラドクリフ自身は「信じられないほど解放された気分なんです」と話しています。これまで、「ハリー・ポッターにしか見えない」と言われることも多く、「こんな風変りなキャラを演じられるだろうか?」という声もあったといいますが、「その言葉の影響もあって、今の僕がいます」と自身のキャリアを振り返りました。
ハーマイオニー役:エマ・ワトソン
ハーマイオニー・グレンジャー役を演じたエマ・ワトソンは、現在31才。
近年はディズニー実写映画『美女と野獣』のプリンセス・ベル役や、アカデミー賞にノミネートされた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などにも出演。
俳優業のほかにも、国連における女性の権利のための機関「UN Women」の親善大使を務めており、ジェンダー平等やマイノリティの権利、環境問題などについて積極的に発信を行っています。
この1〜2年は公の場に姿を現すことが少なかったワトソンですが、2021年10月には環境問題への取り組みを表彰するためにイギリス王室のウィリアム王子が創設した「アースショット賞」の授賞式に登場。古着から作ったドレスを披露し話題を集めました。
『賢者の石』公開から20年が経った時にはインスタグラムで当時の写真とともに、「ハリー・ポッターは私にとって家であり、家族であり、世界。そしてハーマイオニーは今でもいちばん好きな架空のキャラクターです」と愛あるメッセージをつづりました。
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ロン役:ルパート・グリント
ハリーの親友ロン・ウィーズリー役のルパート・グリントは現在33才。
『ハリー・ポッター』シリーズと同時に、他作品でも活躍していたグリント。近年はテレビやドラマ作品を中心に活躍しており、M・ナイト・シャマラン監督らが制作を手がける配信ドラマ『サーヴァント ターナー家の子守』などにも出演しています。
2020年5月には、10年近くパートナーであるという俳優のジョージア・グルームとの間に娘が生まれ、一児の父に。
2021年3月に出演したポッドキャストの番組では、『ハリポタ』に参加できたのは得難い経験であり、出演者は家族のような存在だったとした上で、若くして多忙かつ注目を浴びる俳優という仕事に就いたことで「窒息しそうだと感じる瞬間もあった」と、当時の心境を明かしました。
マルフォイ役:トム・フェルトン
ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンは34才。
ハリーたちの敵という「悪役」のマルフォイですが、ファンからは根強く愛されたキャラクターです。2020年、イギリスのメディアTHE SUNの記事で、とあるファンが調べたところ『ハリポタ』シリーズ8作品におけるマルフォイの出演時間はたった31分であることが判明。「31分であの存在感はすごい」「31分しか出てなくても一番好き」などと話題になりました。
作品数は多くはありませんが、フェルトンは今でも映画やドラマを中心に俳優業を続けています。2021年9月にはゴルフの大会中に倒れて病院に運ばれるというアクシデントもありましたが、その後回復に向かっている様子をインスタグラムで明かしました。
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シリーズが始まって20年経った今も、『ハリポタ』の出演者たちはSNS上でメッセージを送りあったりすることも多く、元旦の特別番組でも仲睦まじい様子が見られそうです。
特別番組には他にも多くのキャストが出演。新たに撮り下ろしたインタビューや出演者同士の会話を通して、知られざる秘話に迫る内容を予定しているといいます。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
『ハリポタ』映画誕生から20年。子役たち、今何してる?【写真で比較】