「リアルイカゲーム」と恐怖する声。北朝鮮にイカゲームを密輸した男が銃殺刑に

Netflixのドラマ『イカゲーム』は、お金に目がくらんだ人々が命をかけたゲームに参加する内容で、世界中で人気を集めている。他国の文化を厳しく制限する北朝鮮でNetflixは配信されていないが、国外から密輸された『イカゲーム』が水面下で視聴されている。そんな中、イカゲームを中国から密輸した男が死刑判決を受けた。日本のSNS上では「リアルイカゲームだ」と恐れおののく声が広がっている。

■イカゲームとは?Netflix史上最高のヒット作

9月中旬に配信が始まった『イカゲーム』は韓国製のサバイバルスリラーだ。借金を抱えた456人が、謎のゲームに招待される。456億ウォン(約44億円)を獲得するために、「だるまさんが転んだ」などの子ども向けの遊びに挑戦するが、敗者には銃殺などの容赦ない死が待っている。DEADLINEによると、配信開始から4週間で世界の1億4200万世帯が視聴し、Netflix史上最高記録を更新した。

■高校生7人がイカゲームを見たことが当局に発覚

イカゲームの密輸業者の死刑判決を報じたのは、アメリカのラジオ局「自由アジア放送」(RFA)だ。

RFAは11月23日、北朝鮮の情報筋の話として、「イカゲームの海賊版を中国から北朝鮮に持ち帰った密輸業者の男が、映像データを含むUSBメモリを販売して死刑判決を受けた」と報じた。銃殺される見込みだという。

今回の密輸業者の逮捕は、7人の高校生が『イカゲーム』を見たことが発覚したことがきっかけだった。1人がイカゲームのUSBメモリを密かに購入し、授業中に親友と見たことから、他の生徒にも広まったという。

RFAによると、密輸業者から『イカゲーム』のUSBメモリを購入した生徒は無期懲役。『イカゲーム』を見た他の6人の生徒には5年の重労働が宣告された。学校の担任教師や校長も解雇され、北朝鮮の情報筋は「彼らが炭鉱に送られるか、農村部に追放されることは確実だ」と述べているという。

■韓国ドラマを激しく弾圧する「反動思想文化排撃法」も『イカゲーム』は密かな人気

北朝鮮は2020年12月に「反動思想文化排撃法」を採択した。今回のように、韓国ドラマを流通させた場合は、無期懲役もしくは死刑。視聴した者は最長で懲役15年の刑が科せられるという。

しかしRFAは、北朝鮮でも富裕層や若者たちの間で『イカゲーム』が視聴されていると報じている。

情報筋によると、富裕層は「いつ処刑されてもおかしくない現実を知りながら、金儲けに専念する自身たちの境遇のようだ」と共感している。また、登場するキャラクターに若い脱北者の女性がいることから、若者たちは「自分と重ね合わせている」のだという。

■『イカゲーム』予告編の映像

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