Facebookが来週にも社名の変更を計画していると報じられています。ここ最近、マーク・ザッカーバーグCEOはインターネットの次に来る現実とデジタルに跨がる仮想空間、いわゆる「メタバース」の覇権を握る方向へと大きく舵を切っており、新社名はそれを意識した名称になるとされます。
その新社名はまだ発表されていないソーシャル・バーチャルワールド「Horizon Worlds」に関連する可能性があるとされ、現在のFaebookはInstagram、WhatsApp、Oculusなどと同じサービス・部門のひとつとしてその名を残すことになる可能性があるとThe Vergeは述べています。わかりやすくいえばGoogleとAlphabetのような格好です。
The Vergeによれば、この名称変更計画はFacebook内でも極秘事項とのことで、各部門のシニアリーダー級の社員にも知らされていないとのこと。こうして報道されている状況で極秘も何もあったものではありませんが、今年はじめからメタバース企業に脱皮すべく取り組んでおり、先日には向こう5年間でEU圏でメタバース構築のため、「高スキル」保有者1万人分の雇用を用意すると述べていました。
昨今のFacebookをめぐっては「安全よりも利益」を優先しているとの告発を受けたり、誤った情報の拡散やその他様々な悪評が飛び交っています。
Facebookは社名変更に関して噂や憶測にはノーコメントとしているものの、これまでの会社の個人情報の取り扱いやその他政治的な動きをみるにつけ、Facebookがやるメタバースに自らすすんで入ろうという人がどれほどいるのかは少し気になるところです。
Source:The Verge
(2021年10月21日Engadget 日本版「Facebook、社名変更を計画か。「メタバース」企業としてリブランド」より転載)
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Facebook、社名変更を計画か。仮想空間「メタバース」企業としてリブランド